2010年7月31日土曜日

JUDO

7月3日・4日にここモスクワで柔道ロシア国際大会「グランドスラムモスクワ2010」が開催されました。
男女合わせて25名の日本人選手が参加するということで、観戦に出かけました。
海外で生活していると、日本とか日本人というものを自然と意識するもので、このように日本の代表がロシアに来るようなイベントがあるとどうしても応援したくなるものなんです。
ちょっと前に世界卓球がモスクワで行われた時にも福原愛ちゃんを始めとした日本代表が来露したのですが、その時は都合がつかず見逃してしまったので、柔道はなんとしても観に行かなければ、と思って駆けつけた次第。

昔、柔道やっていた、なんてことは全くないので、柔道観戦は今回が初。
こんな感じでした。


柔道は日本が生んだ武道。
「イッポン」とか「マテ」とか審判も普通に日本語を使うことを再認識。
今や国際的なスポーツになったとは言え、柔道は日本の国技の一つでもあるわけで、日本人選手が他国の選手に負けるのを見るのは辛かったな。
勝つのが当たり前だと思いたいのだけど、実際はなかなか難しいんですね。

結局、男子は7階級のうち、優勝が1人、準優勝が2人、3位が1人。
女子は同じく7階級中、優勝が3人、準優勝が1人、3位が1人。
女子については好成績と言えるのではないでしょうか。
こちらの写真は女子78kg超級で優勝した塚田真希選手。(青い方)
有名だよね。五輪でも金メダル獲ってるし。

ロシアも頑張っていて、男子は優勝が2人、準優勝が1人、3位が1人。
女子は3位が1人。という成績でした。
CIS諸国からも多くの選手が出場していたので、ソ連時代から柔道が広く普及していたのだと感じられました。

「ロシアと柔道」と言われて、ぱっと思い浮かぶのはプーチン首相だという人も多いかも。
彼は少年時代から柔道を始め、現在の段位は五段というからかなりのもの。
プーチンと柔道の心」という著書も発表しており、「大切なことは全て柔道から学んだ」と発言する程で、柔道が彼の人物形成上とても大きな影響があったようです。

ロシアの格闘技と言えば、サンボ。
これは柔道、レスリングなどいくつかの格闘技の技術を取り入れて、誕生したものなんだそうです。
このシモニフもルールなどわかってませんが、こちらにサンボ留学している日本人と知り合いなので、今度一緒に大会を観戦しに行きたいと思ってるところ。

ちなみに人類最強と言われる、あのヒョ―ドルはサンボの使い手であると同時に柔道家でもあるんです。
が、先月アメリカでの大会で負けたんだってね。これはびっくりした。
総合格闘技界も新しい時代の到来でしょうか。

2010年7月25日日曜日

ジャールカ!

暑い!という意味のロシア語です。
日本でも報道されているように、今年のモスクワの夏、歴史的な猛暑となっています。

あの寒く暗く長い冬を越さなければならないロシア人は、夏の到来を毎年心待ちにしています。夏の暑い休日には川辺で水浴びをしたり、公園で日光浴をしたり、短い夏を大いに満喫する姿が見られます。

が、今年はちとやり過ぎのご様子。
あまりの暑さにビールやウォッカを飲んで川、湖、海などで水浴びをした結果、ロシア全土で水死者が続出。
6月で約1,200人、7月もおそらくそれに近い状態になるんじゃないかと。
今、たまたまスイスから知り合いが遊びに来ていて、昨日一緒にモスクワ川クルーズをしていたのですが、いましたいました、川遊びする人達。



酒飲んで溺れて亡くなるなんて、ほんとにロシア人らしいなと思うけど、そんなつまらないことで命を落としたら、死んでも死にきれないよね。

それにしても、ほんとに暑い。
写真は昨日車の温度計が38度を示すものですが、これ結局42度までいった。。。

東京はより湿度が高い分、不快な夏だとは思うけど、モスクワの最悪な点は冷房がないこと。さすがに、オフィスや商業施設はOKだけど、ロシアの一般家庭にエアコンはない。
シモニフ邸もそうで、1台の扇風機を全開にして耐え続けてます。
今年は数週間連続して30度超えの日々ですが、例年は20度後半がいいところなので、冷房無しでも過ごせるはずなんです。
今年はまじ辛いです。
朝起きたら汗びしょびしょです。

来月、休暇を取って東京に一時帰国する予定ですが、エアコン付の生活になるのは実にありがたい。一緒に一杯やる予定の方、店の在庫をなくす勢いで冷えたビールを飲みまくりましょう。