プラハから日帰りでカルロヴィ・ヴァリという温泉地へ。
国内外から治療・療養目的で訪れる人が1年中引きも切らない、とガイドブックにあるが、行ってみるとほとんどがロシア人ではないか!
観光客向けの案内を見ればチェコ語の横に必ずロシア語が併記されているし、お店に入るとなぜかこのシモニフに対してもロシア語で挨拶をしてくるほど。
後でロシア人にきいてみたのだが、歴史的にロシアとチェコの関係が深いことに加え、温泉・サウナ好きのロシア人にとっては特にカルロヴィ・ヴァリは有名らしい。Russian Villageみたいなもんだ、って言ってました。
戦後チェコスロバキアはソ連の影響を受け共産主義へ。
共産党一党政治への不満から生まれた1968年の自由化運動「プラハの春」はソ連をはじめとするワルシャワ条約機構の軍事介入により失敗。以降89年の「ビロード革命」で共産党体制が崩壊するまでソ連軍が駐留したというから影響力は相当なものだったでしょう。
カルロヴィ・ヴァリは町を流れるテプラー川とその両側の山がとてもよくマッチしたきれいな町です。
ここでは、温泉に入るだけではなく飲むことができます。
コロナーダという飲泉所がいくつかあり、誰でも自由に温泉を味わうことができる。
このように屋外にある小さなものが主流、
ですが、ヴジーデルニー・コロナーダだけは室内にある。
コップも町の露店やコロナーダの売店ですぐに購入できるので、このシモニフも旅の記念に飲んでみた。
まずっ!!
まるで鉄の水を飲んでいるようだ。。。
こんなんで本当に健康になるんかね。
飲むだけではもったいないので温泉につからなければと思い、いくつか公共温泉を訪ねたが、想像していたものと少し違って、温泉というよりは、プール、サウナ、マッサージなど色々と楽しめるコンプレックスになっていて、日本の日帰り温泉のようなものではなかった。多分。
何か体験できないかと思ったのだが、今日は予約で一杯、と言われてしまい結局温泉上がりのビール一杯というわけにもいかず、不完全燃焼のままプラハへ戻る。
チェコと言えばビールという人も多いでしょうね。ここはピルスナーを生んだ国。
一人当たりのビール消費量は他を圧倒して世界一位です。
なんとなく、町全体にその雰囲気があるのか、普段飲み会以外ではめったに酒を口にしないんですが、ホテルに戻るとついつい毎晩一人でビールを飲んでいました。ただ、一人で乾杯するのはやっぱりさびしいものがあるね。久しぶりにお友達と旅行をする機会を探ろう。
プラハを歩いていたらビールを材料にしたバスオイルという面白い土産も見つけた。ラッピングされていてわかりにくいけど、容器の形もビール瓶に似ているしオイルの色もビールっぽい。 自分で使うことなく既にお友達に配ってしまったけど、チェコらしいおもしろい土産だよね。
ばらまき用にビールのリップバームも同時に買っていたのだが、すっかりその存在を忘れてた。
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