ロシアでは蜂蜜がよく採れるんです。
生産量は世界第7位。
8月下旬から今月上旬まで、モスクワのやや南にあるツァリツィノという場所ではちみつ祭り、というか、はちみつ市が開かれていたので、行ってきました。
ところが、これが辿り着くのに一苦労。
そもそもどこでやっているかを詳しく調べていかなかったのが悪いんだけど、会場を探し当てるのに歩くこと2時間以上かかった。
ツァリツィノという場所には大きな公園があって、その中のどこかでやっているはずだから、行けばわかるだろうと踏んでたのに、全然見つけられない。
地図を片手に車で向かい、道を間違えながらも公園になんとか到着したまでは良かったが、公園を歩きに歩いて彷徨いまくった。
でも、そのおかげで、ウォーキングとしていい運動になったし、その公園についてかなり詳しくなりました。
大きな池、始まりかけた紅葉はとてもいい感じ。
家族連れやカップルが秋の散歩を楽しむ姿は微笑ましくて心が和んだ。
奥の方には大きな屋敷というか宮殿というか(博物館だったかも)豪勢な建物もあって、非常に雰囲気のいい公園。
モスクワにはいくつか大きな公園があって、シモニフもこれまでに有名どころの公園をおさえていましたが、ここはかなり良かった。
ベスト3に入る、いや、トップかも。
さて、はちみつはちみつ、、、とぼやきつつ、うろうろ迷いながら、たまにロシア人に蜂蜜市の場所を聞いていたものの、みんな「わからない」という反応で、公園で遊ぶことだけが目的の様子。はちみつ目的は自分だけなのかな、と思っていたら、出ました、写真のミツバチサイン。
それに従って進むと、なんと公園の外に。
公園内じゃなかったのかよ。。。
そして、ついに発見!
ここかぁ~、ってほんとに口に出たよ。
やっと見つけた市は蜂蜜屋の嵐。
何百という露店が軒を連ねる会場は期間中最後の週末ということもあり、かなりの賑わい。
お前らどんだけ蜂蜜好きだよ、ってまじめに思ったね。
それにしても、ものすごい数のお店。
どのくらいあっただろ。
少なくとも300は超えてるんじゃないかな。
折角なので少量でも買って帰ろうと思ったものの、ロシア語も解読できないので、はっきり言って、店舗毎の違いは不明。
産地が異なるようだったけど、おそらくどこで買ってもそんなに変わらないだろうと思ったので、決めました、店員のキャラで。
選んだのは写真の頭がボンバーしてるおばちゃんの店。
カメラに向かって、あたいの蜂蜜おいしいわよぉ~。
一番小さいものを注文。
でも、一人もんには多すぎるくらいの量で、これで630ルーブル(≒2,500円)。
アカシアって種類のはちみつです。
普段はちみつを食べないもんで、未だに全く消費できてません。
みなさん、はちみつの食べ方、おススメありません?
イカした食べ方教えてくれたら今度はちみつ買っていきますよー。
2008年3月3日にロシアに降り立った江戸っ子シモニフによる楽しくて為になるロシア紹介ブログです。ある時はモスクワのクレムリン、ある時は-50℃のシベリア、そしてある時は中央アジアやコーカサスへも足を伸ばして面白い世界を届けます。表から裏の裏までロシアンマフィアにヤられない程度に大胆で痛快なロシア生活を綴ります。
2008年10月12日日曜日
激戦地へ
先日、ヴォルゴグラード、ロストフ、クラスノダールというロシアの南部に位置する都市に行ってきました。地図上で丸く囲んだ辺り。
もちろん初めての訪問でしたが、モスクワとは違ったロシアを見ることができて非常に良かったね。
この3都市、いずれもそれなりに大きな都市でヴォルゴグラードとロストフは人口100万人を超えてます。モスクワと比べるとお話しにならないけど、どこも町の中心部は賑わっていて、田舎町という感じは全然しない。特にロストフは町の繁華街が広範囲に広がっている印象で都会の雰囲気すらあった。東京で言えば吉祥寺クラスかな。東京のように高い建物はどこにもないけど。
移動はまずモスクワから飛行機でヴォルゴグラードに入り(1.5時間)、そこからロストフとクラスノダールには陸路で移動(6時間、3時間)。5日間かけたのでそれ程大急ぎというわけではなかったけど、体力的にはやっぱり結構疲れたよね。
ただ、車での長時間の移動は疲れる半面ある意味新鮮でもあった。
ヴォルゴグラード~ロストフ間の道路はかなりバンピーで、コーカサスあるいは中近東を思われる雰囲気もあって、ロシアっぽくないなと。ロストフとクラスノダール周辺は農業の盛んなエリアなので、町中に入っていくまでは見渡す限りの農地の中を走っていくんです。
ロシアって広いなぁって思える部分かなと。
そんな中、今回は唯一時間の余裕があったヴォルゴグラードの話をちょっと。
まず、笑ったのが、空港。
100万都市とはとても思えない、かなりしょぼしょぼの空港です。
滑走路からバスでターミナルビルに移動する時、乗っていたバスが突然の故障で発進できず。
ここまでよく来れたなこのバス。
ターミナルって言っても田舎の廃校みたいな薄暗くて今にも崩壊しそうな建物。
しかも到着後通されたBaggage Claimはターミナルとの横に設けられた単なる掘立小屋(写真の黄色のやつ)。嵐が来たら一発で吹っ飛んでしまいそうなレベル。
そして、そのBaggage Claimのエリアでベルトが回り出すのを待っていた時のこと。
「はい、そこ危ないよー。ちょっとどいてちょうだい。」というおやじの声と共に、荷台一杯に荷物を乗せたキャリアーが直接このエリアに進入してきて「はい、ここから直接荷物取って。」だって。
写真はみんなでキャリアーに殺到して自分の荷物を確保するの図。
ロシアの地方都市ってまだまだこんなもんなんだな、と。。。
ヴォルゴグラードのヴォルゴはヴォルガ川、グラードは町を意味しています。
ヴォルガ川はモスクワとサンクトペテルブルクの中間のヴァルダイ丘陵を水源とし、数々の都市を通過してカスピ海まで流れ込む全長3,690kmの河川で、「ロシアの母なる川」と言われています。
その名の通りヴォルゴグラードの町からヴォルガ川を望むことができ、川を横に見ながら細長い公園を散歩することができます。
しばらくそこを歩いて行くと、とある博物館にぶつかります。
ご存じの方もいるでしょうが、このヴォルゴグラードはもともとスターリングラードという名前で第二次大戦時、ドイツと半年以上の攻防戦を繰り広げた激戦地です。
その独ソ戦に関する資料や実際に使用された兵器などを集めた博物館がそれです。
博物館の横にはぼろぼろになった風車(?)があり、現在でも当時の姿のまま保存されています。
もう一つ、ヴォルゴグラードで行くべきポイントはママエフの丘。
そこにある「母なる祖国像」はロシアでも非常に有名なもの。
終戦20周年記念として建てられもので、全長85メートル(剣の先から)、重量88トンという巨大な像。麓まで行って見上げると、かなりの迫力がある。
もう夕暮れだったんで、写真はうまく撮れませんでしたが、昼間だと下のような感じ。
スターリングラードの戦いは史上最大の市街戦であり、この丘も当然その舞台。
激しいバトルゆえ冬になっても積雪しなかったと言います。
この戦いでの死者はドイツ軍30万人、ソ連軍50万人とされ、さらに戦前60万人であった町の住民が終結時には1,500人まで激減していたというから壮絶すぎる。。。
しかし、なぜスターリングラードでこれ程大規模な戦いが起きたのか。
スターリングラードとはその名の通り、スターリンの町。
ヒトラーは天敵であるスターリンの名を冠したこの町を何としても制圧することに固執したと言われています。ここを叩けば実質的なロシア軍の弱体化というだけでなく精神的にも大きなダメージを与えられると思ったのかもしれないね。
しかし結局この戦いに敗れたドイツ。これは彼らがかつて経験したことのない大敗北であり、第二次大戦の一つの大きなターニングポイントになったわけです。
興味が出た人は映画でも本でもチェックしてみて。
現在のヴォルゴグラードは・・・
いたって平和です。
公園で仲良くデートするカップル達がとても印象的でした。 (いいなぁ)
グルジアと戦争始めて、最近は国際社会で強気な発言の多いロシアだけど、もうちょっと大人な対応をお願いしますって感じだよね。アメリカもアメリカだけど、もうちょっと協調できないのかな。無理かぁ。。。
<ノー・モア・スターリングラード>
もちろん初めての訪問でしたが、モスクワとは違ったロシアを見ることができて非常に良かったね。
この3都市、いずれもそれなりに大きな都市でヴォルゴグラードとロストフは人口100万人を超えてます。モスクワと比べるとお話しにならないけど、どこも町の中心部は賑わっていて、田舎町という感じは全然しない。特にロストフは町の繁華街が広範囲に広がっている印象で都会の雰囲気すらあった。東京で言えば吉祥寺クラスかな。東京のように高い建物はどこにもないけど。
移動はまずモスクワから飛行機でヴォルゴグラードに入り(1.5時間)、そこからロストフとクラスノダールには陸路で移動(6時間、3時間)。5日間かけたのでそれ程大急ぎというわけではなかったけど、体力的にはやっぱり結構疲れたよね。
ただ、車での長時間の移動は疲れる半面ある意味新鮮でもあった。
ヴォルゴグラード~ロストフ間の道路はかなりバンピーで、コーカサスあるいは中近東を思われる雰囲気もあって、ロシアっぽくないなと。ロストフとクラスノダール周辺は農業の盛んなエリアなので、町中に入っていくまでは見渡す限りの農地の中を走っていくんです。
ロシアって広いなぁって思える部分かなと。
そんな中、今回は唯一時間の余裕があったヴォルゴグラードの話をちょっと。
まず、笑ったのが、空港。
100万都市とはとても思えない、かなりしょぼしょぼの空港です。
滑走路からバスでターミナルビルに移動する時、乗っていたバスが突然の故障で発進できず。
ここまでよく来れたなこのバス。
ターミナルって言っても田舎の廃校みたいな薄暗くて今にも崩壊しそうな建物。
しかも到着後通されたBaggage Claimはターミナルとの横に設けられた単なる掘立小屋(写真の黄色のやつ)。嵐が来たら一発で吹っ飛んでしまいそうなレベル。
そして、そのBaggage Claimのエリアでベルトが回り出すのを待っていた時のこと。
「はい、そこ危ないよー。ちょっとどいてちょうだい。」というおやじの声と共に、荷台一杯に荷物を乗せたキャリアーが直接このエリアに進入してきて「はい、ここから直接荷物取って。」だって。
写真はみんなでキャリアーに殺到して自分の荷物を確保するの図。
ロシアの地方都市ってまだまだこんなもんなんだな、と。。。
ヴォルゴグラードのヴォルゴはヴォルガ川、グラードは町を意味しています。
ヴォルガ川はモスクワとサンクトペテルブルクの中間のヴァルダイ丘陵を水源とし、数々の都市を通過してカスピ海まで流れ込む全長3,690kmの河川で、「ロシアの母なる川」と言われています。
その名の通りヴォルゴグラードの町からヴォルガ川を望むことができ、川を横に見ながら細長い公園を散歩することができます。
しばらくそこを歩いて行くと、とある博物館にぶつかります。
ご存じの方もいるでしょうが、このヴォルゴグラードはもともとスターリングラードという名前で第二次大戦時、ドイツと半年以上の攻防戦を繰り広げた激戦地です。
その独ソ戦に関する資料や実際に使用された兵器などを集めた博物館がそれです。
博物館の横にはぼろぼろになった風車(?)があり、現在でも当時の姿のまま保存されています。
もう一つ、ヴォルゴグラードで行くべきポイントはママエフの丘。
そこにある「母なる祖国像」はロシアでも非常に有名なもの。
終戦20周年記念として建てられもので、全長85メートル(剣の先から)、重量88トンという巨大な像。麓まで行って見上げると、かなりの迫力がある。
もう夕暮れだったんで、写真はうまく撮れませんでしたが、昼間だと下のような感じ。
スターリングラードの戦いは史上最大の市街戦であり、この丘も当然その舞台。
激しいバトルゆえ冬になっても積雪しなかったと言います。
この戦いでの死者はドイツ軍30万人、ソ連軍50万人とされ、さらに戦前60万人であった町の住民が終結時には1,500人まで激減していたというから壮絶すぎる。。。
しかし、なぜスターリングラードでこれ程大規模な戦いが起きたのか。
スターリングラードとはその名の通り、スターリンの町。
ヒトラーは天敵であるスターリンの名を冠したこの町を何としても制圧することに固執したと言われています。ここを叩けば実質的なロシア軍の弱体化というだけでなく精神的にも大きなダメージを与えられると思ったのかもしれないね。
しかし結局この戦いに敗れたドイツ。これは彼らがかつて経験したことのない大敗北であり、第二次大戦の一つの大きなターニングポイントになったわけです。
興味が出た人は映画でも本でもチェックしてみて。
現在のヴォルゴグラードは・・・
いたって平和です。
公園で仲良くデートするカップル達がとても印象的でした。 (いいなぁ)
グルジアと戦争始めて、最近は国際社会で強気な発言の多いロシアだけど、もうちょっと大人な対応をお願いしますって感じだよね。アメリカもアメリカだけど、もうちょっと協調できないのかな。無理かぁ。。。
<ノー・モア・スターリングラード>
2008年10月6日月曜日
初サーカス
バレエに続き、今度はサーカスだぜ!
ロシア連邦サーカス公団の公演に行ってきました。
日本でボリショイサーカスの名称で呼ばれているあれです。
ボリショイサーカスは毎年日本でも公演があるので、知っている人あるいは見たことがある人もいるかもね。
この呼び名は日本他ロシア以外で公演する際に使われるもので、ロシアではそのように呼びません。
ボリショイというのは「大きい」という意味の単語で、ボリショイサーカスと言った場合には「大サーカス」という意味になっちゃうんだよね。(笑)
安田大サーカスも露的にはボリショイサーカスさ。
バレエやオペラの殿堂「ボリショイ劇場」も、それすなわち「大劇場」ってわけ。
ボリショイサーカスの会場はご覧の通り変わった形の外観。
まわりにはちょっとした子供用の遊園地風アトラクションがいくつかあって、休日は家族連れでわいわい賑わってる。
かなりしょぼしょぼの乗り物ばかりですが。
サーカスのチケットは予約せずにその場で買えるって聞いていたので、一緒に来てもらった友達と早速売り場へ直行しました。
ところがどっこい、なんとチケット売切れ。大人気じゃんよ。
なんだよ、折角来たのになぁ、と思ってやむなく立ち去ろうとした時、
我々を待ち構えていたかのように売り場の出口付近にダフ屋発見。堂々とやりすぎだろお前。
こわーいマフィアのおにいちゃんかと思いきや、その辺にいそうな商売上手なおばちゃん。
一番安い200ルーブル(≒850円)の席を500ルーブル(≒2,100円)でゲットしてなんとか入場できました。
中はこんな感じ。
特になんの変哲もなく飾り気のない、ソ連時代からそのままであろう内装。
上着を預かるクロークエリアが広く確保されている点、寒いロシアの特徴かな。
さて、サーカスを見た感想ですが、
正直なところ、微妙かな~~。
というのも、まずこれってサーカスかい?という気持ちが一つ。
浅草サンバカーニバルよろしく、ド派手なコスチュームのおねーちゃんが勢いよく踊り出したり、抱き合って官能的に空を舞う子供の教育上どうなの?っていう男女が登場したり、プリンセス天功かお前は、みたいなイリュージョン的なものまであって、本当に色々なタイプのショーが次から次と出てくるんだ。
空中ブランコとかトラの火の輪くぐりとかクマの一輪車とか、こてこてのネタを期待していただけに軽く肩透かしをくらったような感覚。
もしかしたら、行った日はたまたまそういうメニューだっただけかもしれないけど。
それから、出演している人達があまりに多国籍。
雑技団的な中国人達。モトクロスを乗り回すコロンビア人。動物をあまり使いこなせていない動物使いのラトビア人。モンゴル。ケニア。アゼルバイジャン。。。
といった具合にロシアのサーカス団とは言えない程多彩な顔ぶれ。
国立って謳ってるくせに、なんだよそれ。って思う。
まあ、いずれも時代の流れなんだろうな、と想像できます。
こてこてのサーカスを見たいと思っているのは我々のような観光客気分の連中のみで、地元のロシア人は古臭い曲芸なんてもうお腹いっぱい。
ロシアの芸よりもっと洗練された見慣れないパフォーマンスを望んでいるんでしょう。
なんでもありのごった煮サーカスが彼らにはウケるんだろうね。
もちろん、決して楽しくないものではないので、むしろ一緒に行った友達は喜んでたし、あの値段で2時間半の非日常を過ごせれば、行く価値ありと行っていいんじゃないかな。 一応、大サーカス様ですから。
個人的にはピエロが観客を舞台に引っぱり出して巻き込んで会場全体を盛り上げるところや、演者が技の1回目をミスって(絶対わざと)、2回目を見事成功する、っていう盛り上げ方はおもしろかったというか使えそうだなって参考になったね。
でも、結局ロシアっぽいということはないので、モスクワ観光に来ても基本はスキップだね。今回はアジア系の団体旅行者も数多く見かけたので、ツアーの行程に含まれているようでしたが。
さ、次は何を見に行こうかね~。
ロシア連邦サーカス公団の公演に行ってきました。
日本でボリショイサーカスの名称で呼ばれているあれです。
ボリショイサーカスは毎年日本でも公演があるので、知っている人あるいは見たことがある人もいるかもね。
この呼び名は日本他ロシア以外で公演する際に使われるもので、ロシアではそのように呼びません。
ボリショイというのは「大きい」という意味の単語で、ボリショイサーカスと言った場合には「大サーカス」という意味になっちゃうんだよね。(笑)
安田大サーカスも露的にはボリショイサーカスさ。
バレエやオペラの殿堂「ボリショイ劇場」も、それすなわち「大劇場」ってわけ。
ボリショイサーカスの会場はご覧の通り変わった形の外観。
まわりにはちょっとした子供用の遊園地風アトラクションがいくつかあって、休日は家族連れでわいわい賑わってる。
かなりしょぼしょぼの乗り物ばかりですが。
サーカスのチケットは予約せずにその場で買えるって聞いていたので、一緒に来てもらった友達と早速売り場へ直行しました。
ところがどっこい、なんとチケット売切れ。大人気じゃんよ。
なんだよ、折角来たのになぁ、と思ってやむなく立ち去ろうとした時、
我々を待ち構えていたかのように売り場の出口付近にダフ屋発見。堂々とやりすぎだろお前。
こわーいマフィアのおにいちゃんかと思いきや、その辺にいそうな商売上手なおばちゃん。
一番安い200ルーブル(≒850円)の席を500ルーブル(≒2,100円)でゲットしてなんとか入場できました。
中はこんな感じ。
特になんの変哲もなく飾り気のない、ソ連時代からそのままであろう内装。
上着を預かるクロークエリアが広く確保されている点、寒いロシアの特徴かな。
さて、サーカスを見た感想ですが、
正直なところ、微妙かな~~。
というのも、まずこれってサーカスかい?という気持ちが一つ。
浅草サンバカーニバルよろしく、ド派手なコスチュームのおねーちゃんが勢いよく踊り出したり、抱き合って官能的に空を舞う子供の教育上どうなの?っていう男女が登場したり、プリンセス天功かお前は、みたいなイリュージョン的なものまであって、本当に色々なタイプのショーが次から次と出てくるんだ。
空中ブランコとかトラの火の輪くぐりとかクマの一輪車とか、こてこてのネタを期待していただけに軽く肩透かしをくらったような感覚。
もしかしたら、行った日はたまたまそういうメニューだっただけかもしれないけど。
それから、出演している人達があまりに多国籍。
雑技団的な中国人達。モトクロスを乗り回すコロンビア人。動物をあまり使いこなせていない動物使いのラトビア人。モンゴル。ケニア。アゼルバイジャン。。。
といった具合にロシアのサーカス団とは言えない程多彩な顔ぶれ。
国立って謳ってるくせに、なんだよそれ。って思う。
まあ、いずれも時代の流れなんだろうな、と想像できます。
こてこてのサーカスを見たいと思っているのは我々のような観光客気分の連中のみで、地元のロシア人は古臭い曲芸なんてもうお腹いっぱい。
ロシアの芸よりもっと洗練された見慣れないパフォーマンスを望んでいるんでしょう。
なんでもありのごった煮サーカスが彼らにはウケるんだろうね。
もちろん、決して楽しくないものではないので、むしろ一緒に行った友達は喜んでたし、あの値段で2時間半の非日常を過ごせれば、行く価値ありと行っていいんじゃないかな。 一応、大サーカス様ですから。
個人的にはピエロが観客を舞台に引っぱり出して巻き込んで会場全体を盛り上げるところや、演者が技の1回目をミスって(絶対わざと)、2回目を見事成功する、っていう盛り上げ方はおもしろかったというか使えそうだなって参考になったね。
でも、結局ロシアっぽいということはないので、モスクワ観光に来ても基本はスキップだね。今回はアジア系の団体旅行者も数多く見かけたので、ツアーの行程に含まれているようでしたが。
さ、次は何を見に行こうかね~。
2008年10月1日水曜日
初バレエ
おひさしぶりね。
約1か月ぶりに再開―。
今日はバレエのお話。
こないだ、初めてバレエ見に行ってきたんです。
ロシアと言えばバレエ、というくらいの本場だから、一度は行っとかないと、と思ってバレエマニアのお友達にお願いして連れて行ってもらいました。
ボリショイバレエが最も有名ですが、今回はモスクワ音楽劇場のバレエ団を鑑賞に。
演目はチャイコフスキーの3大バレエの一つ「白鳥の湖」。
モスクワではボリショイに次ぐNo.2のバレエ団らしく、特に「白鳥の湖」をやらせたらボリショイよりも上か?というくらいなんだとか。
まず、劇場自体は外観も小奇麗にしてるし、中のメインホールの雰囲気も素晴らしい。それ程大きな劇場ではないので、奥の席からでも問題なくバレエを楽しめる。中のホール以外の部分はちょっとした博物館っぽくなっていて休憩中も全然飽きないね。
そして、バレエ。
これも非常に良かったね。
自称ダンサーのシモニフ的には、彼ら彼女らの身のこなしに芸術を見ました。
特に主役のバレリーナの表現力は素晴らしかった。鳥のかぼそい足から大胆な羽の動きまで見事に表現してたね。
そのバレリーナ、なんと40歳超えてるっていうから驚きだよ。
しかし、はじめにどうしても気になってしまうのは男のもっこり。
上半身は普通に衣装をまとっていながら、下半身だけもじもじ君かよ、みたいな。
でも、時間が経つと見慣れてくるし、逆に普通のパンツ履かれたら足やお尻の動きが見えず、肉体の美しさや筋肉の動きが全くわからなくなってつまらないということに気づいた。
やはりもっこりが大事なんです。
それにしても、ほんとにわざと何かを入れてもっこりさせてるくらいもっこりしてるような気もしたけど、気のせいかな。。。
もっこりもっこりうるさいね。
って、またもっこり使った。
って、また。
しつこいね。
もう一つ思わず笑いかけたのが、白鳥の衣装。
ふる~い日本のコントに出てきそうな白鳥のスタイルあるじゃない。股間から白鳥の首が伸びてるやつ。あれが頭をよぎって一人失笑。
ま、これも一つのもっこりですね。(うるせーよ)
劇中は写真撮影禁止だけど、右は最後のカーテンコールで撮れたものです。
どう?なんとなくもっこりイメージわいた?
まじめな話、踊り自体もそうだけど、オーケストラと一体になって行われる全ての演出がシモニフ的には非常にキたね。ロシアの伝統と誇りを感じさせるショーだった。普段接しているロシア人からは想像できない別のロシアがありました。
お友達はバレエマニアであると同時にバレエも実際にやっちゃう人なんだけど、開演前にバレエグッズのお店に立ち寄ったのさ。
トウシューズっての初めて触ったけど、あれってすごく硬いんだね。
バレリーナがジャンプして着地する時に、コツンってシューズの音がするんだけど、そういう細かい部分も妙に心に触れました。
そんなに頻繁に行くことはないかもしれないけど、ロシア生活の楽しみが一つ増えたかな、という感じしたよ。次はボリショイ行っとくかな。
約1か月ぶりに再開―。
今日はバレエのお話。
こないだ、初めてバレエ見に行ってきたんです。
ロシアと言えばバレエ、というくらいの本場だから、一度は行っとかないと、と思ってバレエマニアのお友達にお願いして連れて行ってもらいました。
ボリショイバレエが最も有名ですが、今回はモスクワ音楽劇場のバレエ団を鑑賞に。
演目はチャイコフスキーの3大バレエの一つ「白鳥の湖」。
モスクワではボリショイに次ぐNo.2のバレエ団らしく、特に「白鳥の湖」をやらせたらボリショイよりも上か?というくらいなんだとか。
まず、劇場自体は外観も小奇麗にしてるし、中のメインホールの雰囲気も素晴らしい。それ程大きな劇場ではないので、奥の席からでも問題なくバレエを楽しめる。中のホール以外の部分はちょっとした博物館っぽくなっていて休憩中も全然飽きないね。
そして、バレエ。
これも非常に良かったね。
自称ダンサーのシモニフ的には、彼ら彼女らの身のこなしに芸術を見ました。
特に主役のバレリーナの表現力は素晴らしかった。鳥のかぼそい足から大胆な羽の動きまで見事に表現してたね。
そのバレリーナ、なんと40歳超えてるっていうから驚きだよ。
しかし、はじめにどうしても気になってしまうのは男のもっこり。
上半身は普通に衣装をまとっていながら、下半身だけもじもじ君かよ、みたいな。
でも、時間が経つと見慣れてくるし、逆に普通のパンツ履かれたら足やお尻の動きが見えず、肉体の美しさや筋肉の動きが全くわからなくなってつまらないということに気づいた。
やはりもっこりが大事なんです。
それにしても、ほんとにわざと何かを入れてもっこりさせてるくらいもっこりしてるような気もしたけど、気のせいかな。。。
もっこりもっこりうるさいね。
って、またもっこり使った。
って、また。
しつこいね。
もう一つ思わず笑いかけたのが、白鳥の衣装。
ふる~い日本のコントに出てきそうな白鳥のスタイルあるじゃない。股間から白鳥の首が伸びてるやつ。あれが頭をよぎって一人失笑。
ま、これも一つのもっこりですね。(うるせーよ)
劇中は写真撮影禁止だけど、右は最後のカーテンコールで撮れたものです。
どう?なんとなくもっこりイメージわいた?
まじめな話、踊り自体もそうだけど、オーケストラと一体になって行われる全ての演出がシモニフ的には非常にキたね。ロシアの伝統と誇りを感じさせるショーだった。普段接しているロシア人からは想像できない別のロシアがありました。
お友達はバレエマニアであると同時にバレエも実際にやっちゃう人なんだけど、開演前にバレエグッズのお店に立ち寄ったのさ。
トウシューズっての初めて触ったけど、あれってすごく硬いんだね。
バレリーナがジャンプして着地する時に、コツンってシューズの音がするんだけど、そういう細かい部分も妙に心に触れました。
そんなに頻繁に行くことはないかもしれないけど、ロシア生活の楽しみが一つ増えたかな、という感じしたよ。次はボリショイ行っとくかな。
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