ウラジオストクと並ぶ極東ロシアの中心都市・ハバロフスクへ移動。
町はウラジオよりもヨーロッパ的な印象を持ちました。
建物がきれいでしっかり区画整理されており、公園などの緑も豊富。
この町を象徴するアムール川へも夕刻に行くことができました。
全長世界8位、流域面積世界10位で中国・モンゴルにも注ぎ込んでいる大河です。
翌日、モスクワへ帰る為に空港へ向かう途中、道沿いにある公営墓地に寄ってもらうようリクエストしました。
その一角にシベリア抑留で命を落とした日本人の墓地があり、そこを訪問したかったから。
40万人とも60万人とも言われる抑留者のうち、6万人が過酷な労働や厳しい寒さで死亡し、ここには約300人が母国への帰還を果たせず眠っています。
「抑留死没者に慰霊の誠を捧ぐ」
の文字が胸に響く。
日本人墓地はハバロフスクだけではなく、イルクーツクやノボシビルスクなど広範囲に渡って建てられており、また、日本人抑留者による建造物やインフラが各地に点在しています。
もちろん日本人だけでなく、ドイツ人・イタリア人・ハンガリー人なども当時流刑地とされていたシベリア地区で同様に強制労働の日々を送っていたわけで、彼らの魂もこの一帯に眠っています。
人は誰でも愛国心があるものだと思う。
でも、日本で普通に生活しているぶんには、国家意識や民族意識を自覚することはあまりないでしょう。
一歩国外に出れば、特に海外で生活するともなれば、日本人であることを強く意識して、極端ではないにせよ、いくらかナショナリスト化するような気がする。
よく考えたら、過去の日露の歴史を踏まえ、日本人として自分がロシア人とどう接していくべきか、これまで深く考えたことがないです。
シベリア出兵やシベリア抑留など極東エリアは日本と実に因縁深い。
ここを訪れたことで、日露関係全般やロシア人との接し方について、自分なりの考えを一度整理しておきたいと思ったんです。
2 件のコメント:
おす~
ロシアでしか経験できないこと満載でブログ楽しいよ!
若年男性の残尿感はストレスが原因ですな。
シャラポアのような美女にたまには癒されなさい!
まあシモニフならもうすでに癒されてるんだろうけどーー
まだ若年?
OK。
頑張ってシャラポワを探し出します。
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