2010年9月27日月曜日

Trans-Siberian Railway

先週、2回目の極東ロシア訪問。
モスクワ→ウラジオストク→ハバロフスク→モスクワというルートだったのですが、途中のウラジオ→ハバを寝台列車での移動としていて、そこでシベリア鉄道に乗車する機会を得ました。
そもそもこちらで生活を始めてから列車に乗ること自体これまで未体験だったので、初列車があのシベリア鉄道となったわけです。

シベリア鉄道はロシアを東西に横断し、ウラジオストクとモスクワ間9,297kmを結ぶ世界最長の鉄道です。
1873年のウラジオストク開港がきっかけとなって、ヨーロッパ側との連絡手段として鉄道建設が始まり、ほぼ現在の姿のシベリア鉄道が完成したのが1916年。
経済面だけでなく、過去には日露戦争や第二次大戦などで軍事目的としても大きな役割を果たします。
自動車、飛行機、船の輸送も増加してはいますが、冬の環境が厳しいロシアでは依然としてシベリア鉄道が大変重要な輸送手段となっています。

さて今回、シベリア鉄道のオケアン(Oceanのロシア語)号に乗ってウラジオストク駅を20時半に出発。(この駅正面の写真は昼間のものだけど)

この通り2人用のコンパートメントである一等寝台車を利用しました。

翌日の7時半に到着するという11時間にも及ぶ長時間乗車でしたが、この二人部屋を一人で占領できたので、それはそれはラクでしたよ。

食堂車もしっかり確保されているので、ロシア人とウォッカをちびちびやりながら夜を過ごしました。

あっという間に、はいハバロフスク到着。

全く問題ないね。
良い列車体験ができてハッピーでした。

それに比べて、モスクワへの帰りのフライトはひどかった。
ビジネスクラスに乗ることができたのですが、ボーイングでもエアバスでもなくロシア製のツポレフだったので、設備が最悪。
頭上のライトも電源もないシートをビジネスクラスと呼んでいいのか。
国内移動とは思えない程長い8時間のフライトをロシア製飛行機で過ごすのはもう勘弁ですわ。

2010年9月26日日曜日

BELARUS

週末、人生初のベラルーシ上陸を果たしました。
ベラルーシの総人口10百万人のうち約2百万人が集中している首都ミンスクを訪問。
これでCISは8カ国目ですが、モスクワにいる間に12カ国全てに行くのは残念ながら無理だろうなぁ。



空港から町へ向かう途中の道路が実によく整備されていて、ロシアとは違う国に来たことがそこでまず感じられました。
市内に入ると道路だけでなく道沿いの建物が規則正しく並んでいてきれいな町だな、という印象。

ミンスクは第二次大戦で町が完全に壊滅し、戦後はスターリン様式の建築物が建てられたことで、いずれの建物も比較的新しくどれも同じようにきれいに整っている。反面、少しおもしろみがなくいまひとつ活気が感じられないという気も。

それはショップの少なさが一つ大きな要因と思ってます。
2百万人が住む首都にしては、店のサインが実に少なく、レストランにしろスーパーにしろ絶対的に店舗数が足りてないんじゃないかと思った。

みんなどういう生活しているんだろうと不思議に思ったけど、ソ連スタイルのいわゆる青空市場と言われるマーケットで食糧や生活用品を購入し、我々よりも自宅中心の生活を送っているのかも。
一昔前のロシアをミンスクに見たような気がしました。

ちなみに、中心街を散歩している時にデパートを発見したので、中に入ってみましたが、まー大したことないです。
伊勢丹じゃなくて地方のダイエーって感じ。

治安面では特に危険を感じなかったし、居心地はとても良かったのですが、都会派のシモニフとしては少し物足りなさも感じました。

さて、今回最も骨が折れたのは、ベラルーシへの入国でした。
モスクワからミンスクまでは飛行機で1時間15分程度。
国内移動よりも短い時間で来れてしまう。
ロシア入国時に外国人が提出するImmigration Cardの半券を通常我々はロシア出国時にPassport Controlで提出する必要があるのですが、これはロシアとベラルーシの両国に対して有効とされているので、今回のベラルーシ訪問に際してはCardの提出が不要で、今も手元にある状態。
ただし、それとは別にビザはベラルーシ入国時に必要で、これが今回苦労したんですわ。

旅行会社に事前の手配を依頼していたのですが、先方のミスで入手できず。
当日の入国時にビザ申請せざるをえなかったのですが、とにかく時間が掛かり過ぎ。
空港で、とりあえずここで待てと言われて30分、少し移動してまた待機。一旦イミグレ抜けたけどまた別の場所から中に戻されてまた待機。などなど、色々たらい回しにされて、ようやく窓口までたどり着いてビザをゲット。
結局1時間半以上。
見事にフライト時間を上回りました。(笑)
ま、これで済んだからよしとしますが、皆さんベラルーシのビザは事前に取っていきましょう。
お陰でミンスクの空港だいぶ詳しくなったので、なんでもきいてください。(笑)

2010年9月19日日曜日

Auto Show 2010

8月27日から9月5日まで開催されていた2年に一度のモスクワモーターショーに行って参りました。
日米欧の各カーメーカーが出展するロシア最大のショーで、来場者は約1.5百万人と言われています。
休日はそれなりに大勢のお客さんがいましたが、盛り上がりとしては前回の方が上という印象でした。

2年前はイケイケ状態だったロシアの自動車業界。
翌年か翌々年にはドイツを抜いて欧州一の市場になると言われた程だったのが、昨年大きく低迷。
09年乗用車新車販売台数1.47百万はなんと前年対比51%という信じられない落ち込みよう。
BRICsではなくBICsではないかと言われるくらい、景気回復が遅れているロシア。
今年の販売台数はなんとか約1.67百万まで持ち直すとの予測で、徐々にではありますが勢いが戻りつつあります。
08年と比べるとまたまだですがね。

今年の販売増を支えているのは、政府が実施している「廃車処理プログラム」です。
3月から始まった同プログラムは、経年数10年以上の自動車を廃車処理に出し、国産新車(ロシア現地生産の外国車も含む)に買い替える場合に5万ルーブルの補助金が支給されるというもの。
当初は20万台限定だったのですが、来年始めまでプログラムの延長が決まっています。
この刺激策終了後どうなるか、ここがポイントになりそうです。

さて、そんな業界情報いらないから例のもの見せろ、という方もいらっしゃると思いますので、2年前と同様Russian Beauty特集いきましょう。
ただ、すみません。
今回、大したの撮れませんでした。

前回は知人と二人で会場を回りながら写真撮影できましたが、今回は一人だったので、シャイボーイ・シモニフは単独で大勢の女性にレンズを向けられませんでした。
カメラ小僧を本気で尊敬します。

2010年9月9日木曜日

本田、再び

先月26日に本田圭佑を応援する為、サッカー観戦に出かけました。
チャンピンズリーグの時は会場が大きな多目的競技場でしたが、今回はサッカー専用のスタジアムだったので、かなり近くで観戦することができました。



その日は先発出場で途中交代することなく試合終了までプレーした本田。
前半からかなり活躍していたし、ほんとにチームの中心的な存在。
他の選手に比べてボールを取られることが少ないし、ボールをもらうポジションとパスのコースが素晴らしいね。
パス成功率も圧倒的に高かったと思う。
CSKAの選手についてもっと勉強しておけばより楽しめたと思うけど、本田の活躍を目の当たりにできたし、結局2対1で勝利したので、充分試合を満喫できました。

ただ、寒かった・・・
つい先日まで30度以上の日々でしたが、秋に突入した最近はそれより20度近くも低くなっています。最低気温は10度を下回ってますから。
試合は小雨の降る夜だったこともあって、少し厚手のジャンパーを着ていても震えてしまった。
2週間で気温がそれだけ変わっちゃうんだから、ほんとに体にこたえます。

そんな季節の変わり目に早速軽く喉をやられたシモニフ、3回目の秋にしてオイルヒーターを購入。

あと1ケ月も経たずに、マンションの集中暖房が効き始めるのですが、耐え切れず。。。
調子は上々です。

本田に戻りますが、キリンカップ出場の為、日本に一時帰国した彼とたまたま同じフライトでモスクワから東京に向かった人から彼の写真を入手。成田空港内で撮ったものですね。

巻もロシアに移籍してきたし、期限付きで松井まで決まった。
日本人選手の活躍にますます目が離せませんな。