ここモスクワでは日本食を食べることに関して全く不自由しません。
ちょっと町を歩けば、すぐに日本食レストランの看板を発見できる。
代表的なチェーン店としては「プラネット・スシ」、「ヤキトリヤ(焼鳥屋)」、「タヌキ」、「ギンノタキ(銀の滝)」、「イチバンボシ(一番星)」あたりが有名かな。
一応、それぞれの店でそれぞれの日本を表現していて、例えば「タヌキ」では入店すると店員が太鼓をドドンと叩く。「イチバンボシ」では「いらっしゃいませ~(発音かなり微妙)」って言ってくれる(ロシア人にも)。
日本のイメージってこうなんだぁ、って新しい発見があったりしてなかなかおもしろいよ。
ただ、問題は味。
レストランはやたらと多いけど日本で食べるものと比べたらどこも大したことないです。
日本人のコックがいるところもあるけど、大抵の場合はいかにも外国人が経営する日本料理店というようなよく海外で見かけるタイプの日本食レストランです。
日本の味に近く、毎日食べてもいいかなと思えるのは唯一「サイゼン」というところくらい。日本人の憩いの場でおそらくお客さんの7割は日本人だと思う。わたくしはいつもここの弁当を注文してランチとしております。(約300ルーブル≒約1,400円)
そんな感じだから、あまり外で日本食を食べないんだよね。値段も高いしね。
でも、今日の昼に久しぶりに行ってみたんだ。
訪れたのは「ヤキトリヤ」。
写真の通り、うなぎサラダ(食いかけ)、鮭の照り焼き(みたいなやつ)、チャーハン(量少ない)、野菜の昆布巻き寿司の4品オーダー。
大しておいしくないだろうと高を括っていたからかもしれないけど、どれもなかなかイケるじゃん、と思ってしまったのさ。
これ危険だね。
多分シモニフの舌は今や駐在員舌になってしまったのだと思います。
駐在員舌とは・・・
勝手に名付けてしまいましたこの言葉、日本にいた時にはおいしいと思わなかったものが、おいしいと感じるようになってしまった悲しい駐在員の舌のことです。
これまで出張で海外に行って現地駐在員の人達と一緒に日本食を食べている時に「これうまいよ!」と勧められたものでも全然おいしいと思わなかったのに。
4ヶ月を経過して早くも味覚変化かよ。。。
こっちの日本食レストランでおもしろいのは、おしぼりの扱い。
普通日本ではおしぼり出されて手を拭いたら、そのままテーブルに置いておくでしょ。
でも、こっちでは客が手を拭いたと見るや、店員がすぐにおしぼりを持って帰ってしまうんだ。
おい、持っていかないでくれよー、と最初の頃は思ったもんだけど、最近はもうどっちでも良くなっちゃいました。
ロシア人はそういう感覚ないんだろうね。おしぼりは始めに汚れた手を拭くためのもので、その後はテーブルのナプキンを使えばいいと。
んー、確かにそれはそれで納得できるよね。
日本食だけじゃなくてコリアンとかその他アジア系のレストランでおしぼりを出すところもこれは同じ。
でも、今日のヤキトリヤの店員えらかったなあ。
おしぼり持って行っていいかしら?って聞いてきたんだよ。
聞かれたからには、とりあえず「ニェット!(NO)」と言ってそのままにしてもらいました。
結局一切使わなかったけど。
ということで、お支払。
トータル550ルーブル(≒2,500円)。
昼間から高くついたぜ。。。
4 件のコメント:
おー元気か~??
ロシアの日本料理って近くでみると微妙に洋風な感じがするのは自分だけだろうか・・。
サーモンのムニエル??
ロシア人の感覚??
確かにそうだなぁ。
見た目、微妙に違いますね。
何かが違うね。
だから味もダメなんだよ、きっと。
久しぶりにこてこてのとんこつラーメン食べたくなってきたー。
今日、ミッドタウンそばにロシア料理屋発見。「バイカル」。
昼やってないので、夜行ってみます。
やっつけコメントでごめんせよ。
From バーコ。
絶対行く気ないだろ。
おれはバイカル2回程行ったことありです。
悪くないよ。
料理はロシア人が作ってるし。
店員に笑顔がないところもロシアしてるよ。
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