2010年11月6日土曜日

いざ、イスラエルへ

現在、ロシアの四連休を利用してイスラエルに来ています。
世界で最も危険な国の一つにわざわざ乗り込んだのは、エルサレムをこの目で一度見たかったから。
以前、中近東向けにビジネスをしていた時からずっと興味を持っていたもんで。
聖書にまつわる観光スポットが全土に広がり、死海リゾートにも魅力ありですが、今回は空の玄関テルアビブと聖地エルサレムのみに目的地を絞っています。

いつテロが起きてもおかしくないお国柄、早速モスクワの空港でのチェックインも一苦労。
写真の通り、チェックインカウンターの前にて係員が各乗客にプロフィールや渡航目的などを細かく質問するゾーンがあるのです。


日本人が珍しかったのか、担当の女性が全く無関係のことまで色々きいてきたもんだから、えらく時間が掛かってしまって。
「私、日本にすごく興味あるの。モスクワからの航空券いくらくらいかしら?」とか「(もちろん英語で会話したので)ロシア語は勉強してないの?日本語も難しいっていうからそれに比べたらラクじゃないの?」とかとか・・・さっさとリリースしろよ。
こんなこと30分以上やってましたから確実にこの日の乗客の中で一番長かったと思う。
もちろん、ちゃんと質問されるところもあるよ。
パスポートや労働許可証など一旦別室に持っていかれて、なにやら調べられてたし。
泊まるホテルの予約書や現地で読む本までチェックさせられた。
地球の歩き方見せたら「これ日本語ね。クールだわ。」とかまたどーでもいいことをぺらぺらと。。。
もっと怪しいやついっぱいるでしょと思ったが、最近、戦場カメラマンの渡部さんに似ているという説が急上昇中のシモニフ、そういう意味では自分で気づかないうちにかなり怪しい見た目になっているかもね。

ロシアとイスラエルの関係は非常に深く、ソ連崩壊後多くのユダヤ人がイスラエルに移住したと言いますが、今でもロシアにおける彼らの存在感は大きい。
また、テルアビブにはロシア人街のようなエリアもある模様。
調べてみて驚愕ものだったのが、モスクワ⇔テルアビブのフライトは1日になんと8~9便もあるという事実。
国内線でもありえない程の数。
ビジネスでそこまでの需要があるとは思えないのだけど、一般人の交流が盛んなんだろうか。。。

イスラエル入国時に注意すべきは、パスポートへのスタンプ。
ご存じの方も多いでしょうが、イスラエルのスタンプがあるとその後アラブ諸国に入国できないので、別紙での対応をパスポートコントロールでお願いする必要があるのです。
アラブの国への渡航予定はなしでしたが、万が一ということもあるので別対応をリクエスト。
理由をきかれたので「ドバイに行くかもしれないから」と普通に答えたら、あっさり納得してもらい、必要事項を記入した後スタンプ付で出てきたのがこれです。

なるほど。これを出国時に提出して終わりということだね。
しかし、イスラエルの出国は相当長時間の尋問が行われることであまりに有名。
出発時刻の3時間前に空港到着すべきだそうですが、なんとかモスクワ出国時よりも短くまとめてくださいよ。

テルアビブはビーチあり高層ビルありの都市で、あかぬけた雰囲気があるものの、欧米のそれとはどこか異なる。
街の建築、日差しや空気が違いを感じさせるし、加えてヘブライ語やアラビア語が出てくると自分が中近東にいることを強く実感する。

テルアビブを歩いていてやたらと軍服を着た若者を見かけたので、この国には兵役があることを思い出した。
男子だけでなく女子も兵役に服すという国民皆兵国家である為、女子の姿が特に印象深かったなぁ。
ショッピングモールでは石を投げれば誰かにぶつかるんじゃないかというくらい頻繁に彼らの姿を目にしたし、若者が大きなライフルを持って街をうろうろしている様はまさにイスラエルという光景だったと思う。

個人的にはテルアビブにあまり見るべきものがないと感じたので、2,3時間ぶらぶらした後、早々に聖地エルサレムに移動することにした。
さて、一体どんな世界が待っているのだろう・・・

2 件のコメント:

M さんのコメント...

イスラエル良いですね!中東巡りの旅は色々な刺激がありそうです。
続きを楽しみにしてます。気を付けて楽しんでください。

シモニフ さんのコメント...

イスラエルではいろいろありました。
無事に生きて帰ってきたので良かったです。
ロシア生活、いまのうちに満喫しないと。