2008年10月19日日曜日

はちみつ祭り

ロシアでは蜂蜜がよく採れるんです。
生産量は世界第7位。

8月下旬から今月上旬まで、モスクワのやや南にあるツァリツィノという場所ではちみつ祭り、というか、はちみつ市が開かれていたので、行ってきました。

ところが、これが辿り着くのに一苦労。
そもそもどこでやっているかを詳しく調べていかなかったのが悪いんだけど、会場を探し当てるのに歩くこと2時間以上かかった。
ツァリツィノという場所には大きな公園があって、その中のどこかでやっているはずだから、行けばわかるだろうと踏んでたのに、全然見つけられない。
地図を片手に車で向かい、道を間違えながらも公園になんとか到着したまでは良かったが、公園を歩きに歩いて彷徨いまくった。

でも、そのおかげで、ウォーキングとしていい運動になったし、その公園についてかなり詳しくなりました。
大きな池、始まりかけた紅葉はとてもいい感じ。
家族連れやカップルが秋の散歩を楽しむ姿は微笑ましくて心が和んだ。
奥の方には大きな屋敷というか宮殿というか(博物館だったかも)豪勢な建物もあって、非常に雰囲気のいい公園。
モスクワにはいくつか大きな公園があって、シモニフもこれまでに有名どころの公園をおさえていましたが、ここはかなり良かった。
ベスト3に入る、いや、トップかも。

さて、はちみつはちみつ、、、とぼやきつつ、うろうろ迷いながら、たまにロシア人に蜂蜜市の場所を聞いていたものの、みんな「わからない」という反応で、公園で遊ぶことだけが目的の様子。はちみつ目的は自分だけなのかな、と思っていたら、出ました、写真のミツバチサイン。
それに従って進むと、なんと公園の外に。
公園内じゃなかったのかよ。。。

そして、ついに発見!
ここかぁ~、ってほんとに口に出たよ。
やっと見つけた市は蜂蜜屋の嵐。
何百という露店が軒を連ねる会場は期間中最後の週末ということもあり、かなりの賑わい。
お前らどんだけ蜂蜜好きだよ、ってまじめに思ったね。

それにしても、ものすごい数のお店。
どのくらいあっただろ。
少なくとも300は超えてるんじゃないかな。
折角なので少量でも買って帰ろうと思ったものの、ロシア語も解読できないので、はっきり言って、店舗毎の違いは不明。
産地が異なるようだったけど、おそらくどこで買ってもそんなに変わらないだろうと思ったので、決めました、店員のキャラで。
選んだのは写真の頭がボンバーしてるおばちゃんの店。
カメラに向かって、あたいの蜂蜜おいしいわよぉ~。

一番小さいものを注文。
でも、一人もんには多すぎるくらいの量で、これで630ルーブル(≒2,500円)。
アカシアって種類のはちみつです。
普段はちみつを食べないもんで、未だに全く消費できてません。

みなさん、はちみつの食べ方、おススメありません?
イカした食べ方教えてくれたら今度はちみつ買っていきますよー。

2008年10月12日日曜日

激戦地へ

先日、ヴォルゴグラード、ロストフ、クラスノダールというロシアの南部に位置する都市に行ってきました。地図上で丸く囲んだ辺り。
もちろん初めての訪問でしたが、モスクワとは違ったロシアを見ることができて非常に良かったね。

この3都市、いずれもそれなりに大きな都市でヴォルゴグラードとロストフは人口100万人を超えてます。モスクワと比べるとお話しにならないけど、どこも町の中心部は賑わっていて、田舎町という感じは全然しない。特にロストフは町の繁華街が広範囲に広がっている印象で都会の雰囲気すらあった。東京で言えば吉祥寺クラスかな。東京のように高い建物はどこにもないけど。

移動はまずモスクワから飛行機でヴォルゴグラードに入り(1.5時間)、そこからロストフとクラスノダールには陸路で移動(6時間、3時間)。5日間かけたのでそれ程大急ぎというわけではなかったけど、体力的にはやっぱり結構疲れたよね。

ただ、車での長時間の移動は疲れる半面ある意味新鮮でもあった。
ヴォルゴグラード~ロストフ間の道路はかなりバンピーで、コーカサスあるいは中近東を思われる雰囲気もあって、ロシアっぽくないなと。ロストフとクラスノダール周辺は農業の盛んなエリアなので、町中に入っていくまでは見渡す限りの農地の中を走っていくんです。
ロシアって広いなぁって思える部分かなと。

そんな中、今回は唯一時間の余裕があったヴォルゴグラードの話をちょっと。
まず、笑ったのが、空港。
100万都市とはとても思えない、かなりしょぼしょぼの空港です。
滑走路からバスでターミナルビルに移動する時、乗っていたバスが突然の故障で発進できず。
ここまでよく来れたなこのバス。
ターミナルって言っても田舎の廃校みたいな薄暗くて今にも崩壊しそうな建物。

しかも到着後通されたBaggage Claimはターミナルとの横に設けられた単なる掘立小屋(写真の黄色のやつ)。嵐が来たら一発で吹っ飛んでしまいそうなレベル。
そして、そのBaggage Claimのエリアでベルトが回り出すのを待っていた時のこと。
「はい、そこ危ないよー。ちょっとどいてちょうだい。」というおやじの声と共に、荷台一杯に荷物を乗せたキャリアーが直接このエリアに進入してきて「はい、ここから直接荷物取って。」だって。
写真はみんなでキャリアーに殺到して自分の荷物を確保するの図。
ロシアの地方都市ってまだまだこんなもんなんだな、と。。。

ヴォルゴグラードのヴォルゴはヴォルガ川、グラードは町を意味しています。
ヴォルガ川はモスクワとサンクトペテルブルクの中間のヴァルダイ丘陵を水源とし、数々の都市を通過してカスピ海まで流れ込む全長3,690kmの河川で、「ロシアの母なる川」と言われています。
その名の通りヴォルゴグラードの町からヴォルガ川を望むことができ、川を横に見ながら細長い公園を散歩することができます。
しばらくそこを歩いて行くと、とある博物館にぶつかります。

ご存じの方もいるでしょうが、このヴォルゴグラードはもともとスターリングラードという名前で第二次大戦時、ドイツと半年以上の攻防戦を繰り広げた激戦地です。
その独ソ戦に関する資料や実際に使用された兵器などを集めた博物館がそれです。
博物館の横にはぼろぼろになった風車(?)があり、現在でも当時の姿のまま保存されています。

もう一つ、ヴォルゴグラードで行くべきポイントはママエフの丘。
そこにある「母なる祖国像」はロシアでも非常に有名なもの。
終戦20周年記念として建てられもので、全長85メートル(剣の先から)、重量88トンという巨大な像。麓まで行って見上げると、かなりの迫力がある。
もう夕暮れだったんで、写真はうまく撮れませんでしたが、昼間だと下のような感じ。
スターリングラードの戦いは史上最大の市街戦であり、この丘も当然その舞台。
激しいバトルゆえ冬になっても積雪しなかったと言います。
この戦いでの死者はドイツ軍30万人、ソ連軍50万人とされ、さらに戦前60万人であった町の住民が終結時には1,500人まで激減していたというから壮絶すぎる。。。

しかし、なぜスターリングラードでこれ程大規模な戦いが起きたのか。
スターリングラードとはその名の通り、スターリンの町。
ヒトラーは天敵であるスターリンの名を冠したこの町を何としても制圧することに固執したと言われています。ここを叩けば実質的なロシア軍の弱体化というだけでなく精神的にも大きなダメージを与えられると思ったのかもしれないね。
しかし結局この戦いに敗れたドイツ。これは彼らがかつて経験したことのない大敗北であり、第二次大戦の一つの大きなターニングポイントになったわけです。
興味が出た人は映画でも本でもチェックしてみて。

現在のヴォルゴグラードは・・・
いたって平和です。
公園で仲良くデートするカップル達がとても印象的でした。 (いいなぁ)

グルジアと戦争始めて、最近は国際社会で強気な発言の多いロシアだけど、もうちょっと大人な対応をお願いしますって感じだよね。アメリカもアメリカだけど、もうちょっと協調できないのかな。無理かぁ。。。

<ノー・モア・スターリングラード>

2008年10月6日月曜日

初サーカス

バレエに続き、今度はサーカスだぜ!
ロシア連邦サーカス公団の公演に行ってきました。
日本でボリショイサーカスの名称で呼ばれているあれです。
ボリショイサーカスは毎年日本でも公演があるので、知っている人あるいは見たことがある人もいるかもね。
この呼び名は日本他ロシア以外で公演する際に使われるもので、ロシアではそのように呼びません。
ボリショイというのは「大きい」という意味の単語で、ボリショイサーカスと言った場合には「大サーカス」という意味になっちゃうんだよね。(笑)
安田大サーカスも露的にはボリショイサーカスさ。
バレエやオペラの殿堂「ボリショイ劇場」も、それすなわち「大劇場」ってわけ。

ボリショイサーカスの会場はご覧の通り変わった形の外観。
まわりにはちょっとした子供用の遊園地風アトラクションがいくつかあって、休日は家族連れでわいわい賑わってる。
かなりしょぼしょぼの乗り物ばかりですが。

サーカスのチケットは予約せずにその場で買えるって聞いていたので、一緒に来てもらった友達と早速売り場へ直行しました。

ところがどっこい、なんとチケット売切れ。大人気じゃんよ。
なんだよ、折角来たのになぁ、と思ってやむなく立ち去ろうとした時、
我々を待ち構えていたかのように売り場の出口付近にダフ屋発見。堂々とやりすぎだろお前。
こわーいマフィアのおにいちゃんかと思いきや、その辺にいそうな商売上手なおばちゃん。
一番安い200ルーブル(≒850円)の席を500ルーブル(≒2,100円)でゲットしてなんとか入場できました。

中はこんな感じ。
特になんの変哲もなく飾り気のない、ソ連時代からそのままであろう内装。
上着を預かるクロークエリアが広く確保されている点、寒いロシアの特徴かな。

さて、サーカスを見た感想ですが、
正直なところ、微妙かな~~。

というのも、まずこれってサーカスかい?という気持ちが一つ。
浅草サンバカーニバルよろしく、ド派手なコスチュームのおねーちゃんが勢いよく踊り出したり、抱き合って官能的に空を舞う子供の教育上どうなの?っていう男女が登場したり、プリンセス天功かお前は、みたいなイリュージョン的なものまであって、本当に色々なタイプのショーが次から次と出てくるんだ。
空中ブランコとかトラの火の輪くぐりとかクマの一輪車とか、こてこてのネタを期待していただけに軽く肩透かしをくらったような感覚。
もしかしたら、行った日はたまたまそういうメニューだっただけかもしれないけど。

それから、出演している人達があまりに多国籍。
雑技団的な中国人達。モトクロスを乗り回すコロンビア人。動物をあまり使いこなせていない動物使いのラトビア人。モンゴル。ケニア。アゼルバイジャン。。。
といった具合にロシアのサーカス団とは言えない程多彩な顔ぶれ。
国立って謳ってるくせに、なんだよそれ。って思う。

まあ、いずれも時代の流れなんだろうな、と想像できます。
こてこてのサーカスを見たいと思っているのは我々のような観光客気分の連中のみで、地元のロシア人は古臭い曲芸なんてもうお腹いっぱい。
ロシアの芸よりもっと洗練された見慣れないパフォーマンスを望んでいるんでしょう。
なんでもありのごった煮サーカスが彼らにはウケるんだろうね。

もちろん、決して楽しくないものではないので、むしろ一緒に行った友達は喜んでたし、あの値段で2時間半の非日常を過ごせれば、行く価値ありと行っていいんじゃないかな。 一応、大サーカス様ですから。
個人的にはピエロが観客を舞台に引っぱり出して巻き込んで会場全体を盛り上げるところや、演者が技の1回目をミスって(絶対わざと)、2回目を見事成功する、っていう盛り上げ方はおもしろかったというか使えそうだなって参考になったね。
でも、結局ロシアっぽいということはないので、モスクワ観光に来ても基本はスキップだね。今回はアジア系の団体旅行者も数多く見かけたので、ツアーの行程に含まれているようでしたが。

さ、次は何を見に行こうかね~。

2008年10月1日水曜日

初バレエ

おひさしぶりね。
約1か月ぶりに再開―。

今日はバレエのお話。
こないだ、初めてバレエ見に行ってきたんです。
ロシアと言えばバレエ、というくらいの本場だから、一度は行っとかないと、と思ってバレエマニアのお友達にお願いして連れて行ってもらいました。

ボリショイバレエが最も有名ですが、今回はモスクワ音楽劇場のバレエ団を鑑賞に。
演目はチャイコフスキーの3大バレエの一つ「白鳥の湖」。
モスクワではボリショイに次ぐNo.2のバレエ団らしく、特に「白鳥の湖」をやらせたらボリショイよりも上か?というくらいなんだとか。

まず、劇場自体は外観も小奇麗にしてるし、中のメインホールの雰囲気も素晴らしい。それ程大きな劇場ではないので、奥の席からでも問題なくバレエを楽しめる。中のホール以外の部分はちょっとした博物館っぽくなっていて休憩中も全然飽きないね。

そして、バレエ。
これも非常に良かったね。
自称ダンサーのシモニフ的には、彼ら彼女らの身のこなしに芸術を見ました。
特に主役のバレリーナの表現力は素晴らしかった。鳥のかぼそい足から大胆な羽の動きまで見事に表現してたね。
そのバレリーナ、なんと40歳超えてるっていうから驚きだよ。

しかし、はじめにどうしても気になってしまうのは男のもっこり。
上半身は普通に衣装をまとっていながら、下半身だけもじもじ君かよ、みたいな。
でも、時間が経つと見慣れてくるし、逆に普通のパンツ履かれたら足やお尻の動きが見えず、肉体の美しさや筋肉の動きが全くわからなくなってつまらないということに気づいた。
やはりもっこりが大事なんです。
それにしても、ほんとにわざと何かを入れてもっこりさせてるくらいもっこりしてるような気もしたけど、気のせいかな。。。
もっこりもっこりうるさいね。
って、またもっこり使った。
って、また。
しつこいね。

もう一つ思わず笑いかけたのが、白鳥の衣装。
ふる~い日本のコントに出てきそうな白鳥のスタイルあるじゃない。股間から白鳥の首が伸びてるやつ。あれが頭をよぎって一人失笑。
ま、これも一つのもっこりですね。(うるせーよ)
劇中は写真撮影禁止だけど、右は最後のカーテンコールで撮れたものです。
どう?なんとなくもっこりイメージわいた?

まじめな話、踊り自体もそうだけど、オーケストラと一体になって行われる全ての演出がシモニフ的には非常にキたね。ロシアの伝統と誇りを感じさせるショーだった。普段接しているロシア人からは想像できない別のロシアがありました。

お友達はバレエマニアであると同時にバレエも実際にやっちゃう人なんだけど、開演前にバレエグッズのお店に立ち寄ったのさ。
トウシューズっての初めて触ったけど、あれってすごく硬いんだね。
バレリーナがジャンプして着地する時に、コツンってシューズの音がするんだけど、そういう細かい部分も妙に心に触れました。

そんなに頻繁に行くことはないかもしれないけど、ロシア生活の楽しみが一つ増えたかな、という感じしたよ。次はボリショイ行っとくかな。

2008年9月6日土曜日

Russian Beauty

男子お待たせ。
ロシア美女特集いきまーす。

舞台は先月末から約2週間行われているモスクワモーターショー。
れはロシア最大のモーターショーで2年に1度開催されます。
東京モーターショーよりも規模は小さいですが、日欧米メーカーに加えて中国・韓国そして地元のロシアメーカーが一堂に出展する大イベントです。

好景気を反映して、自動車も売れに売れまくっているロシア。
07年の乗用車新車販売台数は前年比約140%の240万台で、欧州でも4位のポジションまで上がってきたんだ。
将来的には首位ドイツを上回ると言われているし、カーメーカーがこぞってロシアに工場進出するのも頷ける状況です。
そんなこともあってモーターショーもそこそこ盛り上がってたという印象です。

あ、そうそう、ロシア美女ね。
正直個人的にはロシア人を好きになれませんが、町ではめったに見ることのできない美人をたくさん見かけて目の保養としてかなりいい感じでした。

メーカー毎にコスチュームが全然違うからその印象もだいぶ影響しているけど、トータルでいくと、個人的にはOPEL、PEUGEOT、HYUNDAI、HONDAのレベルが高かったかなぁと。
中でもHYUNDAIは、車は大したことないけど、女の子のレベルはピカイチ。
この中だったらどのコでもいいわぁ~、って気分。

TOYOTAとHONDAは金髪のモデルしか使わないらしい、という事前情報を入手していたけど、実際はそんなこともなくて黒髪も普通にいたね。
でも、LEXUSとINFINITIはブロンドだらけで 気合入ってました。
そんなにパツキンがいいかねぇと思うけど、高級感を醸し出すという意味では、確かに有効かも。

一緒に行った某男子は「ロシア人顔ちっちぇー」「おれだったら絶対ロシア人と付き合ってる」とほざいてました。
御覧のように写真、これ以外にもいっぱい撮らされました。

でも、日本でもコンパニオンのおねーちゃんはスタイル抜群でかわいいもんだから、全般的にロシア人のレベルが高いとは個人的にはあまり思ってないです。
日本とそんなに変わらないよ。

でも、日本と何かが違うなぁと思って考えていたら、わかりました。

カメラ小僧がいません。

この日一番の小僧はわたくしシモニフでしたから。

2008年8月23日土曜日

NIHAO

日本ではオリンピック盛り上がってたかな?

こっちでも一部の種目はテレビで見れるので、日本人選手の活躍もちらっと確認できました。
JSTVという日本語専門チャンネルで五輪ニュースをやっているけど、放送権の問題などあるんでしょう、動画じゃなくて静止画だったりするんだよね。
表彰式の写真、メダルが決まった瞬間の写真、とかそんな感じ。
新聞と変わんないじゃん。

個人的にはバスケに注目していましたが、今回はアメリカが勝ちそうだね。
一番大きいのはコービーが加入したことでしょう。
普段は天敵だけど、仲間にすると非常に頼もしい奴です。
今回のアメリカはドリームチーム1と3の次くらいの実力でしょうか。
ロシアはヨーロッパ選手権で優勝したくせにあっさり予選で姿を消してしまいました。

今回の北京、地の利を活かしてか、中国強いよね。
ロシアも現時点で金メダル数・メダル数合計で共に3位のようで、なかなか頑張ってるみたい。
でも、ロシアってもっと強くなかったっけ、という人もいるかも。
多分、ソ連のイメージでしょう。

ソ連は戦後参加した夏冬全てのオリンピックでメダル数1位か2位の成績を収めたスポーツ超大国。
その時代、スポーツは軍事力と共に社会主義の優位性を世界に発信する重要なプロパガンダであるという理念から、国家がスポーツの発展に大金をつぎ込み、有望選手を「ステートアマ」として育成したそうです。
名目上どこかの企業に登録はしているけど、実際は勤務せずにもっぱらスポーツに専念していたと。
アマの大会であるオリンピックにプロ同然のやつが参加してはならん、という批判を浴びたりしていたようです。
ところで、プロ解禁っていつからなんだ・・・

ソ連時代、オリンピックでメダルを獲得した選手は毎月500ルーブル、大臣の給料相当分の報奨金が支払われ、共産党にもかわいがられたと言います。
よく、金メダル取ったら一生食いっぱぐれないと言われるのは、社会主義国家特有のこうしたバックアップ制度があったからでしょう。

ソ連の頃はロシアだけでなくCIS諸国も含まれていたから、人口そのものが今の倍近くいたわけで、それを考えると今のロシアはよく頑張っているのかもね。

先日、ふと目に付いて立ち寄ったロシアチームのオフィシャルショップ。
ジャージ、Tシャツ、シューズ、バッグなど北京五輪用のロシア代表グッズが各種販売されていました。
その中で、この赤いチェブラーシカのぬいぐるみ、目立ってたね。
一番小さいもので385ルーブル(≒1,700円)でしたが、一つ購入してみました。

チェブラーシカはロシアチームのキャラクターになっているので、チームカラーである赤をこんな風に使ってぬいぐるみやTシャツのデザインに使ってます。

今の時期しか売ってないと見せかけて、結構売り続けてたりするんだろうな。

2008年8月20日水曜日

典型的なカモ

水曜日の夜、次の日にロシアを離れるSMコンビと合流して夜飯を食べました。
サンクト・ペテルブルクで彼らに何があったのか。
事前に電話でやりとりしていた時、「とにかく大変でした」とだけSくんから聞いていたけど、最後の夜にロシア飯を食べながら詳しく聞き出しました。

ウォッカに続くロシアの洗礼その2、
「悪徳警官」です。
これぞまさにロシア名物!

サンクトは町もきれいで、ホテルも絶好の場所にあり、エルミタージュ美術館も素晴らしかったとのことで、観光自体はすごく良かったんだって。
モスクワから遊びに来ていた滝川クリステル似のロシア美女とお友達になってメール交換までしたって言うし。
それおれにつなげよ。

しかし、モスクワに戻ってくる時に事件発生。
モスクワ→サンクトは飛行機、サンクト→モスクワはあえて夜行列車での移動としていたSMコンビ。
サンクトの駅で出発の列車を待っていた時に、出ました、悪徳警官。
旅行者丸出しのSMに近づき、恐い表情でSくんに職務質問開始。
当然、むこうの言ってることはわからないけど、パスポートという言葉だけ拾えたみたいで素直に提出。
ロシア入国・滞在に関して書類上の不備は当然何もない。
でも、むずかしい顔をしてなにやら文句をつけてくる。
あいつらの常套手段です。
結局「ちょっとこっち来い」と指図され、二人して暗い路地に連れて行かれてしまいました。
パスポート無いまま逃げられないもんなぁ。

出発の時間が迫ってきて、焦ってきたSくん、思い切ってパスポートを強引にもぎ取ろうします。
えいっ!
しかし、悪徳警官に遮られてあっさり失敗。
逆になぐられそうになったとか。。。
しばらく押し問答が続いた挙句、絶妙のタイミングで悪徳警官の口から出た言葉「Three thousand」

3,000ルーブル(≒14,000円)要求してきたー。
ありえない金額にビビったSくん、さすがにそいつは出せないと、粘りました。
結局1,000ルーブル渡して取引成立。
高くついたなー。
シモニフがその立場だったら、多分200~300ルーブルに値切ってたと思う。
その悪徳警官、かなりうはうはだったはずだよ。
むかつくねぇ~。

こっちでは、警官は市民を守るのではなく、市民の敵です。
一般市民から平気でカツアゲしやがって、なめんじゃねーぞ。
出発時刻が迫る時間に追われた旅行者をあえて狙うところにまた腹が立つ。
Sよ、いつかおれが仇をとってやる!

でも、前向きに考えればいい経験したぜ。
これでロシアに来た甲斐があったってもんよ。
1,000ルーブルなんて授業料と思え。
安い安い。

あっさりカツアゲ話を書いてますが、本人達からすれば気が気じゃなくて、モスクワに帰ってきても警官の姿を見る度にビビってたそうな。
ロシアでは警官を色んなところで見るので、気持ちは非常によくわかります。
あいつら警備員にも反応してたもんな。

そんなこんなで、意気消沈してモスクワに戻って来たSM。
気を取り直して水曜日は朝からモスクワを観光していたそうです。
途中ランチにマクドナルドでハンバーガーを買おうとした時のこと。
Sくん、お金を払おうとして気がつきました。

財布スられましたー。

ダメ押しホームラーーーン!

スリなんてどこでもあるものだけど、よりによってロシアでやられるとは。
あいつ相当ロシアと相性悪いぜ。
写真はスられた後に落ち込むSくん。

ただ、不幸中の幸いで、その後財布が出てきたんです。
事件から数時間後、日本大使館からSくんの携帯に電話が。
なんと、マックの近くのゴミ箱に捨ててあった財布を見つけたロシア人が日本大使館に届けてくれたそうです。
いいロシア人もいるもんだね。
スられた財布なんてまず出てこないものだけど、その日のうちに見つかって連絡が来るなんて奇跡だよ。
財布に入っていた宅急便の伝票に書かれていた携帯番号、これにダメもとで電話したらつながった、と大使館談。

というわけで、財布を取りに日本大使館へ。
現金は全て抜かれていたものの、各種カード、免許証などは無事に生還。
大使館の担当者にサンクトの悪徳警官のことを話したところ「あ~、あそこ危ないんですよね~」って、また一人やられたのね、という軽い反応。
日本人旅行者が結構カモられてるみたい。
その人からロシアを旅行する際の注意点を色々とうざいくらいにレクチャーしてもらったそうです。
そして帰り際、最後に一言「あ、あとお酒にも注意してくださいね。」

もう失敗しましたーみたいな。

ウォッカ・悪徳警官・スリの3発くらったSくん、夜飯の時「もう何も恐くないっす」と。
ですよね~。
残されたものはネオナチに暴行されることくらいだもん。

英語も通じないし、町の看板・標識など全部ロシア語で意味不明。
「ロシアで一人って大変ですねぇ」とシモニフにも同情の意を示しておりました。

こんなに色々起こらないと思いますが、平和ボケしている日本人の方、是非ロシアへ。
ついでに、SMコンビの最終日、空港に向かう為に予約していたタクシーが来なかったみたいです。(笑)
無事に日本に着くまで安心できない国です。

おしまいにSくんがお土産として持ってきてくれた、とんこつラーメン&高菜の写真を。
高菜がめちゃくちゃうまくて涙。