2010年2月7日日曜日

ロシア帽

最近のモスクワ、ほんとに寒いです。
今週は0度まで上昇した日もありましたが、先週、先々週はずっと-20度前後で部屋の中まで寒い。それもそのはずで、先週はここ50年のなかで最も寒い一週間だったそうだ。

10日程前、車に乗っていた時に撮影したものがこれ。-30.5度の表示が見えますか?


暖冬だった昨冬は-20度なんて一度くらいしかなかったもんだから、ロシアの冬はやはり厳しいのだな、と身をもって感じている次第。

この寒さ、口ではなかなか説明できないですが、直接外気と接している部分は一瞬で冷えます。素手のまま30秒経ったらしびれてきて回復まで5分くらい温めないと。(笑)
これが次の日-10度まで上がっていると、今日は結構暖かいな、と感じるようになるんですね。(笑)

モスクワの中心を流れるモスクワ川も凍結し、穴を掘って魚を釣るおやじも。

こんな冬には、外を歩く人はほぼ全員帽子をかぶってます。一部、コートのフードで済ませている人もいるにはいます。この場合フードもかなり厚手で帽子をかぶるのと遜色ないタイプのもの。
極寒の冬に頭を防寒しないなんてロシア人にはありえないのです。
少しの距離だから、と思って帽子無しで歩いていると、帽子をかぶれと注意してくるロシア人が少なからずいるくらいだから。(笑)

若いロシア人は我々も普段身につけるようなニット帽子が中心。
しかし、年配の方はロシア帽、シャープカでしょう。
ロシアと言えばこれ、という方も多いかもしれないですね。
昨冬はあまり見かけなかった印象ですが、今冬は一段と寒いせいか、とても目立ちます。

売店で何かを買っている人たち。
バスを待つ人たち。

家の近所にマネキンが気持ち悪い帽子屋を発見。
ウサギなどの高級天然毛のシャープカは3,4万円するものもありますが、人工毛の場合1,000円程度でゲットできるものもあるので、ほんとにピンキリです。

実際にロシア人に借りてかぶった印象では、ほんとにあたたかいです。上に結んである耳あても使えるし、これなら問題なく冬を乗り切れそう。

日本でかぶったら意外とおしゃれだったりしない?

しないね。