2009年4月18日土曜日

Y氏とロシア娘

春だー。

っだーーー。

長く暗い冬を超え、モスクワにも春が訪れようとしています。
3月末から夏時間となり、最近では夜8時を過ぎても明るい日が続いています。

でも、先週は15℃までいったと思えば昨日はチラっと雪が舞ったりと、天候は相変わらず安定感に欠け、ほんとの春にはもう少しの辛抱が必要。

5月になればきっと鮮やかな緑が町を彩ることでしょう。

さて、今月頭、時々このブログにもコメントをくれる大学時代の友人Y君がモスクワへ遊びにやってきました。

ロシアなんて誰か知り合いでもいなけりゃ行こうと思わないのが普通で、Y君もその口。
モスクワにシモニフがいるなら試しに行ってみようか、ということで一生に一度であろうロシア旅行にいらっしゃいました。

折角のこの機会、楽しんで帰ってもらいましょう。
ツアコン・シモニフ再び、です。

観光は実質2日間だったので、とりあえず赤の広場やクレムリンといった定番コースをまわるのに1日を費やし、次の日はヴェルニサージュという有名なお土産街へ行くことにしました。
モスクワ生活1年を経過しましたが、これまで訪れたことがなく、どんなところだか個人的にも興味ありだったから。

昼過ぎに到着すると、えらくたくさんの人達で賑わっていたのだけど、その多くは地元のロシア人で土産街のまわりにある通常のオープンマーケットが目当て。
青空市場ってやつですね。
露店があちらこちらに軒を連ねます。
モスクワのアメ横、といった風情。
こんなもん売れるのか、と疑いたくなるようなリモコン専門店やパンスト専門店など摩訶不思議な店舗もちらほらあって、注意して見ると結構笑えちゃいます。

このヴェルニサージュ、エリアとしてはかなり広範囲。
マトリョーシカ、グジェリ焼、白樺細工などを販売する土産店はもちろんのこと、絵画や古本などを扱う露店もあり、加えて私物を売りさばくフリマのようなタイプの店まであって、多種多様、有象無象です。

Y君は、ばらまき用として約100ルーブル(≒300円)のマトリョーを20個程大量購入し、さらに200ルーブルで写真のロシア帽をゲット。
似合ってるぞ、Y。

今回の旅行、Y君が最も気になったことと言えば、
そう、ロシアン・ビューティーです。

自転車でヨーロッパを縦断するようなやつなので、色々な国の女性を見ているわけだけど、ロシア女性のレベルが最も高い、との評価。
ロシアの一番の名物だ!と言う程だから。

個人的にはそうは思わないのだけど、観光をしているうちにふたりで盛り上がり、ロシア美女と写真を撮ろう企画発生。

画質がいまひとつだけど、久々のロシアン・ビューティー特集いってみまーす。

グム百貨店にて、GUCCIの香水をプロモ中の女の子。
なかなか良いおいにー。
アルバート通りで高校生と思しき女子を捕獲。
ティーンエイジャーは明るくてノリもよろしい!

レストランにてキャッチしたミニスカ店員。
このコは良かった。シモニフ的には一番だったっす。

オチは昔かわいかった(?)シリーズ。
ヴェルニサージュでおれらが逆に捕獲され、強引に土産を売りつけられそうに。。。
ロシアにもオバタリアンがいることを確認。

今回、あまり写真を撮れなかったのが残念。
さすがのシモニフも友達と一緒じゃないと路上写真なんて頼みづらいから、どなたか是非ともモスコーへ遊びに来てください。

特に夏場は目の保養になりますぜ。

2009年4月7日火曜日

Walk on Baikal

世界一透明度の高い湖。
世界一の水深・貯水量を誇る湖。
世界の淡水の20%を有する湖。
そう、それがロシアが世界に誇る湖、バイカル湖です。

先々週、シベリア東部に位置する人口約60万人の中規模都市イルクーツクへ行った際、このバイカル湖へも足を延ばしました。

バイカル湖は世界遺産にも登録されているロシアの有名な観光名所。
夏には日本からイルクーツクまで直行便が飛ぶらしいです。

イルクーツクから1時間弱、車を停めてはじめに降りた場所は湖と湖から町に流れ込むアンガラ川のちょうど境い目の地点。
ゆっくり水が流れていくのを確認できましたが、透明度No.1ってほんと?という印象でした。水が汚いとは思わなかったけど、特別きれいだとも。訪れた人みんなそんなコメントです。

そこから場所を移動しているうちに湖面が凍結してきたので、あーやっぱりシベリアの寒さではこうなるんだなぁ、と納得。

車からボーっと外を見ていたら、一瞬この目を疑う光景が。
車がもの凄い勢いで湖を激走しているではないか!
二度見どころか三度見だよ。
一応凍っているとはいえ、湖じゃん。
しかも、ちょっと手前では普通に水流れてたから。
実際目撃するとほんとにびっくりする。
自分の中ではありえない光景なので。
湖を爆走する理由がよくわからんけど、あの車大丈夫だったかな。。。

しばらく走って道の駅のような場所に車を停め、凍った湖面を実際に歩いてみました。
南極物語の世界に来たような、どこか別世界の不思議な感覚です。
氷が割れたらどうしようという不安な気持ちが常にあって、楽しいけどちょっとコワいみたいな。
実際、氷が「ミシミシ」って音を立てる場所が時折あって一瞬ヒヤッ。
なんとか沈没せずに生還しました。
やっぱりあの車、どっかで沈没してるんじゃ・・・

バイカル湖のもうひとつの特徴は、固有種が多いこと。
そこにしか生息していない生物が約1,500種存在すると言われています。

行ったら必ず食べさせられるよ、と言われていた魚「オームリ」もその一つ。
前日のディナーで刺身を頂きました。
まずいから食べない方がいいと聞いていたので、ビビってましたが、ちゃんとしたレストランに行ったので、全く問題なかったです。
少し臭みがあったけど、事前情報程まずくはなかったね。
でも、一応変な菌が入ると嫌なので、直後にウォッカを飲んで消毒。気分だけ。

湖畔の土産屋には写真のようにオームリの燻製も売られていて、やはり珍しいもののようで一緒に行ったロシア人はたくさん買いこんでました。
イクラより小粒の卵も見えるよね。

バイカル湖はイルクーツクよりも気温が低くて、かなり体が冷えました。
やはり観光シーズンは夏場とのことで、次回はそのタイミングで来れたらな。

湖水浴もできるらしいので、今度はDive into Baikal編をお届け致したく。