2009年4月7日火曜日

Walk on Baikal

世界一透明度の高い湖。
世界一の水深・貯水量を誇る湖。
世界の淡水の20%を有する湖。
そう、それがロシアが世界に誇る湖、バイカル湖です。

先々週、シベリア東部に位置する人口約60万人の中規模都市イルクーツクへ行った際、このバイカル湖へも足を延ばしました。

バイカル湖は世界遺産にも登録されているロシアの有名な観光名所。
夏には日本からイルクーツクまで直行便が飛ぶらしいです。

イルクーツクから1時間弱、車を停めてはじめに降りた場所は湖と湖から町に流れ込むアンガラ川のちょうど境い目の地点。
ゆっくり水が流れていくのを確認できましたが、透明度No.1ってほんと?という印象でした。水が汚いとは思わなかったけど、特別きれいだとも。訪れた人みんなそんなコメントです。

そこから場所を移動しているうちに湖面が凍結してきたので、あーやっぱりシベリアの寒さではこうなるんだなぁ、と納得。

車からボーっと外を見ていたら、一瞬この目を疑う光景が。
車がもの凄い勢いで湖を激走しているではないか!
二度見どころか三度見だよ。
一応凍っているとはいえ、湖じゃん。
しかも、ちょっと手前では普通に水流れてたから。
実際目撃するとほんとにびっくりする。
自分の中ではありえない光景なので。
湖を爆走する理由がよくわからんけど、あの車大丈夫だったかな。。。

しばらく走って道の駅のような場所に車を停め、凍った湖面を実際に歩いてみました。
南極物語の世界に来たような、どこか別世界の不思議な感覚です。
氷が割れたらどうしようという不安な気持ちが常にあって、楽しいけどちょっとコワいみたいな。
実際、氷が「ミシミシ」って音を立てる場所が時折あって一瞬ヒヤッ。
なんとか沈没せずに生還しました。
やっぱりあの車、どっかで沈没してるんじゃ・・・

バイカル湖のもうひとつの特徴は、固有種が多いこと。
そこにしか生息していない生物が約1,500種存在すると言われています。

行ったら必ず食べさせられるよ、と言われていた魚「オームリ」もその一つ。
前日のディナーで刺身を頂きました。
まずいから食べない方がいいと聞いていたので、ビビってましたが、ちゃんとしたレストランに行ったので、全く問題なかったです。
少し臭みがあったけど、事前情報程まずくはなかったね。
でも、一応変な菌が入ると嫌なので、直後にウォッカを飲んで消毒。気分だけ。

湖畔の土産屋には写真のようにオームリの燻製も売られていて、やはり珍しいもののようで一緒に行ったロシア人はたくさん買いこんでました。
イクラより小粒の卵も見えるよね。

バイカル湖はイルクーツクよりも気温が低くて、かなり体が冷えました。
やはり観光シーズンは夏場とのことで、次回はそのタイミングで来れたらな。

湖水浴もできるらしいので、今度はDive into Baikal編をお届け致したく。

4 件のコメント:

チポーン さんのコメント...

真冬のサンクト、凍結したフィンランド湾で四駆のカーレースをやってたのをたまたま見ました。
海が凍るからもちろん表面はガタガタで、みんなコースを滑りつつ、回転しつつ、いつこっちへ車が飛んでくるかひやひやしながら眺めました。
迫力があって面白かったけど。
でも、海水が凍るって、相当やばいよね。。。

シモニフ さんのコメント...

そんなの見てるなんてさすがですね。
わたくし1年経っても未だにサンクト行けてません。
今年こそは。

アデージョ さんのコメント...

シモニフさんハロー。
湖凍ってるのに、車走るんだこわっ!沈んだ人いないの?
自由だね!走るな危険で規制されていないところが。
今日新入社員きたよ。うちには来ないけどね!

シモニフ さんのコメント...

ども。
どうですか、調子は。
先々週会ったばかりですけど。

そうですか、新入社員が来る時期ですか。
ぼくにとっては老けたなあと感じる時期ですけどね。