2008年6月1日日曜日

両眼1.5

この前、空港に人を迎えに行っていて、到着便の電光掲示板を遠くから見つめながらふと思いました。
んー、よく見えるようになったなぁ~、と。
実はこのシモニフ、モスクワに来る前にレーシックの手術を受けてきたんです。

ずっと会社にいる日は基本的にメガネ、飲み会(≒合コン)がある時は夕方にワンデー・アキュビューを装着する、という生活をここ何年も続けていたシモニフですが、海外でいちいちコンタクトもないだろうと、モスクワ行きを機に思い切ってオペ、しました。

12月12日に渡露が決まって、速攻で準備に入り、確か20日くらいには手術を終えてたと思います。
検査を受けたり、1週間コンタクトをつけちゃいけない、とかあるんだけど、その時たまたまタイミングが良くてとんとん拍子に進めることができたんです。
手術自体はほんの5分くらいだったかな。
午前中に手術をして午後には仕事してたもんね。
始めは見え方もややぼやけていて、痛さもあるからさすがに涙が出てきたりするんだけど、夕方くらいになると徐々に落ち着いてきます。
5ヶ月経過した今、目が痛くなることも視力が落ちることもなく問題なく生活しています。

レーシックとは角膜をレーザーで削って、合わなくなっていた目のピントを合わせ近視を矯正するものですが、視力が極端に悪い人は削る量が多くて手術できない場合もあるし、もともと角膜の薄い人はたとえ視力がそこまで悪くなくてもレーシック不可なんです。
シモニフは検査の結果特に問題なく、「2回できるよ」と言われたくらいです。
今はネットで色々調べたり、体験者に話を聞いて情報入手できると思うから、ほんとに興味がある人は本腰を入れてチェックしてみるのもいいかもしれないね。
個人的には今のところ、やって良かったな、という心境です。
手術前は両眼共に約0.1だった視力が今はタイトル通り1.5です。

このレーシック、最近は一般人もよくやっているようだけど、実はこれロシア発だってこと知ってました?
1969年にロシアのフィヨドロフ博士がRK(放射状角膜切開術)という方式で動物実験に成功し、臨床実験を終えた1974年に医療技術として確立したそうです。
これは角膜の表面に、中心部から放射状に数本の切開を加えて角膜の屈折力を弱め調整する方法で、今のレーシックのようにレーザーを使うものではないから、正確に言えばちょっと違いますが、角膜をいじって近視矯正手術するという意味では先駆けです。
フィヨドロフ博士がこのRKを編み出したもともとのきっかけはある少年の交通事故だったそうです。
少年がある日交通事故に遭い、その時かけていたメガネが割れて、飛び散った破片が彼の角膜を傷つけてしまったんです。
少年はガラスの破片を取り除き3日間ずっと包帯を巻いた状態で過ごします。
その後包帯をはずしてみると、なんと0.1くらいだった視力がなんでもかんでも見えるほど回復していたんだって。
それから研究が重ねられて今のレーシックまで行き着いたわけですね。

ロシアの空港はイメージそのものって感じですごく薄暗いんだけど、こないだもレーシックのおかげで良く見えたよ。
お目当ての便の到着予定を知らせる表示がOn timeとなっていたのに、その時刻を過ぎても表示が全く変わらなくて、まだかなぁ~と思って待っていたら、どうやらやっと到着したらしく、On timeに変わって現れた表示がLoaded。
なんのことやらと思って、近づきながらよくよくその表示を確認してみるとLandedでした。
全然見えてねーじゃねーかよ。(爆)

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

うちの奥さんも最近渡米に備えてレーシックやったばかりで絶好調のようです。

ところで先日はTELをありがとうございました。次回一時帰国の際には残念ながら会えなさそうですが、ま、近いうちに地球上のどこかしらで会いましょう!