2009年6月1日月曜日

悪路シア

それにしてもこないだのドライブで最も印象に残ったのが、ロシアの道路コンディションの悪さ。

モスクワ市内を走っている時も道路の凹凸に車を揺られ、日常的に多くの溝や轍にハマるものなんだけど、今回高速走行してみて条件の悪さが本当によくわかった。

デコボコがえらい激しくて、実際に車がポンポンポンポンとホッピングするんだよね。
車線を変えても直らないから、まじでこれタイヤに異常発生か!?
と思うことが何度もあって、実際に一度車を停めてチェックした程。
問題なかったので、そのままは走り続けたわけだけど、足回りに異常があると勘違いしても不思議じゃないくらいの悪路。

この悪路の原因の一つは、日本等では禁止されているスパイクタイヤです。 (写真ではスパイクピンがかなり抜けてしまってますが)

ロシアでは一年のうち半分はスノータイヤを装着しますが、その多くがスパイクタイヤなんです。

春になりスノータイヤからノーマルタイヤに切り替えるとモスクワの至るところで、スパイクで削られた道路の補修工事が行われるんです。

ただし、毎年モスクワ中の全道路を補修するわけではなく、中には数年間放置されている道路もあるので、ものすごい深さの轍となっている大通りも少なくありません。
例えば、こんな感じ。 手前の2本の轍、わかるかな。

轍によってハンドルを思いっきりとられるので、真面目な話、走るのが危険なんです。

穴や溝もこんな風。
もっとひどいものもたくさんあります。

道路の全車線を補修する場合もあれば、溝が深いところだけをパッチワーク的に補修することもあります。
写真は同じ道路のアスファルトを張り替える前後のもの。補修後まだ車線が無い状態の道路は運転しづらく、危険。
全体を補修する場合はまだマシ。
一部補修の場合、完全にはスムースな道路にならないし、補修箇所がまたすぐに傷んでしまいがち。
ダメージ→ 甘い補修 → ダメージ →甘い補修
の繰り返しで今回体験したような極悪道路が誕生するのだと思います。

実際工事自体のレベルも低く、材料の質も悪いと思われ、冬を越すと豪快な轍やポットホールが町中に誕生している。これがロシアの現実です。

ま、道路がいくら悪い悪いと言っても、ご存じの通りシモニフ号はいいタイヤ装着してますからトラブルなんてありえませんけどね!(笑)

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