2008年12月17日水曜日

Kiev

先週ウクライナ行ってきたっす。
首都キエフとドネプロペテロフスクの2都市っす。
ウクライナは3年程前に1度行ったことがあって今回が2度目。

前回も訪れた首都キエフ、いい町です。
モスクワよりもヨーロッパ調の建物が多くて、雰囲気が好きだな。
テルやレストランの対応もロシアよりフレンドリーですごく居心地がいい。
女性もきれい(な気がする)。
普段モスクワにいる時よりも落ち着けるんだな。

このキエフ、ウクライナの首都ではありますが、ロシアを語る上では外せない場所。
話はだいぶ遡って9世紀、キエフを中心とする最初のスラブ人国家「キエフ・ルーシ」が誕生します。
キエフ・ルーシは現在のロシア(西部)・ウクライナ・ベラルーシの広いエリアをカバーしていて、3国の共通の祖とされています。
1240年にモンゴル人(タタール人)に侵略されるものの、ルーシから生まれたモスクワ公国がロシア帝国になり、それがソ連そしてロシアへとつながっていくという流れ。

一方のウクライナはルーシ以後、ポーランドの領土になったり、ロシア帝国支配下になったり、一瞬独立したり、ソ連になったり、と辛い歴史を経験してきました。

ウクライナはソ連からの独立後、2004年の大統領選で親米のユーシェンコ政権が誕生。
これがいわゆる「オレンジ革命」と言われるやつです。
グルジアと一緒でアメリカの傀儡だという感じもあって、ロシアとは基本、仲悪いです。天然ガスの価格なんかべらぼうに吊り上げられてるし。

オレンジ革命で盛り上がったキエフの独立広場が右の写真。
昼間に時間がなかったので、えらい寒かったけど夜中ホテルから歩いて広場まで散歩しました。
ん~、これがロシアの出発点かぁ。
と、ちょっと感慨。

このところのウクライナ、経済危機の影響をもろに受けてIMFから165億ドルの融資を受けることになり、もともと低下していたユーシェンコ大統領の求心力も更に低下、大統領とティモシェンコ首相の関係が相変わらず悪くて内政も混乱状態。
通貨グリブニャは大暴落していて対USドルではこの3ケ月で60%くらい落ちた。
お蔭で滞在中は出費を抑えられたけど、ほんとに経済大丈夫かいな。
シモニシェンコ的に非常に心配です。

こうなりゃ、かわいい女の子を使って活性化すりゃいいんだよ。
なんか、一緒に行った人が夕食後ホテルのバーで一人で飲んでたら、どこからともなく女の子が近づいてきて逆ナンパされたらしいんだわ!
なんで、おれもバーに誘ってくれなかったのよぉ。

ウクライナ美女はやっぱレベル高いわけよ。
ビートルズの歌詞にもあるじゃん。
Ukrainian girls really knock me down ♪

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

今回は久々の歴史編ですな。相変わらずためになります。シェフチェンコはやはり国民的英雄なんだろうか。しかし、シモニフはウクライナにいくとシモチェンコに変わっていまうのですね。日本名になって帰国するのを楽しみにしています。

匿名 さんのコメント...

僕ら一般市民とってはほとんどウクライナ=シェフチェンコでリベリア=ジョージ・ウェアみたいなレベルです。そのウクライナに通じてるとは相当なマニアックぶりですね。行ってみたいなユークレイン。

シモニフ さんのコメント...

シェフチェンコはミランに戻ってどうなんだろう。点取ってる?

ウクライナはキエフだった一度住んでみたい、って感じのところです。
チェルノブイリに比較的近いけどね。