2011年5月5日木曜日

感動のフィギュアスケート

やはり行ってしまいました。
4月30日、フィギュアスケート世界選手権の女子フリーを観戦。
当初の日本開催がロシアに変更になったこと、そして大会結果については皆さんご存じの通りでしょう。

まず会場に入り遭遇したのが、既に競技を終えた男子選手3名とモスクワ日本人学校生徒達の日本復興イベント。
高橋選手。
小塚選手。
織田選手と固い握手。力強く手を握り返してくれたよ。
ロシアの法律上?か何かの理由で募金は集められなかったそうで、代わりに日本に対するメッセージを紙に書いてもらいそれを回収していた。書いた人はこの「甦れ日本!!」ステッカーをもらう。

この時点ですでに大きな満足感を得ていたのですが、競技の方はそれを超越していた。
日本人選手は村上佳奈子、浅田真央、安藤美姫という順番で登場。

かなちゃんを実際に見たのは初めてでしたが、持っている雰囲気やその佇まいがとても魅力的な選手。躍動感あふれる演技とピュアな笑顔でおじさんを魅了してくれました。将来がとても楽しみな選手。

そして今回最もシモニフの心を揺らしたのが真央ちゃんの演技。
ロシア人選手を除けば、観客からの声援が一番大きかった彼女。
多くの在モスクワ日本人が観戦に訪れていましたが、外国人からも非常に人気が高い選手。
練習の滑走では表情が硬く、いかにも失敗してしまいそうな雰囲気を出していたのですが、演技直前の大声援がそれを変えた。
会場から突然ウェーブのように沸き起こった真央コール。
子供から大人まで会場中が彼女の演技の成功を期待していた。
このところの真央ちゃんは以前に比べるとあまり調子が良くないが、誰もが復活して欲しいと願っている。
彼女の姿と今の日本の状況が少し重なって見えて、みんなの期待値もいつも以上に高かったのかも。そのくらいどこか特別な声援が送られていたように思えた。
そして、その期待に100%応えた真央ちゃんは本当に素晴らしい。
実に感動的なスケート。
たくさんの日の丸が揺れた。

美姫ティーについてはもはや何も言うことはありません。
キム・ヨナを逆転して優勝に輝いた彼女は間違いなく世界ナンバー1。
君が代をここモスクワで聴けるとは思わなかった。
ミキティー、ありがとう。心底感動した。

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